6月22日午前6時前(日本時間)、アフガニスタン
東部のパキスタンと国境を接するホスト州の
ホスト市西南46Km付近のふかさn約10Kmを
震源とするM5・9の地震が発生した。
災害対策当局によると、死者の大半はホスト州の
南のパクティカ州の4つの地区に集中しており、
死者数は1000人を超え、負傷者は1500人に上る。
被災した地域は、地震に弱い日干しレンガを
積み上げた家屋が多く、複数家族が同居している
ケースが多いため、多くの人が倒壊した家屋の
下に閉じ込められているとされる。
国連の5月の報告書では、アフガニスタンでは
2021年8月に、政権を奪取したタリバンによる
政治が行われているが、米軍撤退後は民主化が
進まず、厳格なイスラム教義に基づく圧政で、
経済環境も悪化し、国民の半数近くに当たる
2000万人が飢餓に見舞われている。
外貨準備凍結や国際的な資金提供の中止などに
より、国際的な支援も行き届いていない。
世界保健機関(WHO)はツイッターで、医療品
供給や救急医療、必要な物品の評価などを行う
緊急対応チームが現地に滞在しているとするが、
当局者は物流が限界状態にあるとも指摘した。
今回の地震活動について専門家は、中央アジア
では[インドプレート]が、年間約4cmの速度で
北上して[ユーラシアプレート]に衝突している。
これにより隆起したのが“世界の屋根”のヒマラヤ
山脈で、この西側に位置するアフガニスタンや
パキスタンには南北に延びる[チャマン断層]がある。
この断層の周辺には、小規模な活断層が数多く
分布しており、1505年や1892年、更に1935年に
M7クラスの地震が発生している。
周辺で発生した禁煙の地震の記録では、
*2005年10月、パキスタンの北東部のカシミール
地方で発生したM7・6の地震では、パキスタンと
インド、アフガニスタンで約7万5000人が死亡。
*2015年10月、アフガニスタン北東部を震源と
するM7・5の地震では、アフガニスタンとパキ
スタンで合わせて300人以上が死亡。
耐震性が弱い[アドベ]ト呼ばれる日干し煉瓦に
よる住宅建設から脱却しない限り、今後も大きな
地震被害が繰り返されると指摘されている。
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