中国国内では、6月に入っても新規の新型
コロナウィルス感染者が後を絶たず、習近平は
ゼロコロナ政策を続けざるを得ない。
経済政策だけでなく、人心の離反も大きな
マイナスとなるが、自身の政治生命をかけた
続行以外には選択肢はないという。
5月10日[ネイチャー・メディスン]に公開された
論文では、ゼロコロナ政策を緩めると6ヶ月間で
コロナウィルス感染者は1億1220万人に達する。
集中治療室の重篤化した入院者が270万人に。
死者は160万人にのぼるとしている。
武漢市でウィルス感染拡大が始まって2年余、
米国のコロナによる死者は100万人強に。
だが、ゼロコロナ政策を中止すれば、中国では
6ヶ月で160万人という死者が出るばかりか、
医療関連は崩壊し、手を施せない混乱状態に。
医療崩壊となれば、年間の死者数は倍では
収まらないことになり、共産党支配は崩れる。
こうした事態を恐れて、習近平は無理を強いる。
4月上旬の中国国務院の記者会見では、中国
全国民のワクチンの規定接種回数を完了した
者は全人口の88.2%、ワクチン効果を補強する
ための3回目となるブースター接種の完了者は
全人口の5割に達したという。
だが、80歳以上では規定回数が50.7%で、
ブースター接種完了者の割合は19.7%に止まる。
接種された中國国産不活化ワクチンの有効性の
低さは中国当局も認めているからこそ、強い
感染力を備えたオミクロン株には無力だった。
更に問題なのは、中国製不活化ワクチンには、
製造過程で化学薬品が使われているという。
この結果、70種以上の副作用が起きており、
中でも恐ろしい白血病発症者が少なくないこと。
既に、1000人以上の死者が出ているとされ、
国民の中に国産ワクチン接種忌避の動きも。
一方、西欧で大きな成果を上げているmRNA
ワクチンの導入は、習近平の面子が許さず、
現在開発が進む国産mRNAワクチンの完成を
待つしかないのだ。
国産mRNAワクチンの完成から、治験、生産、
接種の段階まで、どんなに早くても1~2年は
要するだろうから、その間はゼロコロナ政策が
唯一の新型コロナウィルスへの対抗手段となる。
備えよ常に! 備えあれば憂いなし
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