2022年の梅雨前線は、中国大陸から朝鮮半島
中央部を経て、北海道から東北地方に停滞。
東北地方では、8月上旬から梅雨前線が停滞し
繰返し発生する線状降水帯による豪雨が襲う。
既に、上旬に降った降水量は例年の8月の
降水量の1・5倍から2倍に達し、各地で床上
浸水が発生する事態になった。
この前線による豪雨は、韓国の首都ソウル市
にも大きな傷跡を残した。
8日からソウル市を襲った豪雨は、市内の
観測装置が午後9時までの1時間当り141・5ミリの
降水量を記録するなど猛烈な降雨量となった。
ソウル銅雀区気象庁観測所は、8日から9日
午後8時でに483ミリの累積降水量を記録。
このため、市内の至る所で内水氾濫が発生し
路上の乗用車も水没するほどの洪水に。
特に、高級住宅街の江南地域に被害が集中。
また、2019年のカンヌ国際映画祭で受賞した
韓国映画[パラサイト半地下生活]の舞台と
なった半地下住宅では、当然のことながら
多くの住宅が水没の憂き目にあうこととなった。
統計庁人口総調査資料では、2020年の全国の
半地下(地下含む)住宅は32万7320世帯だ。
ソウルに61・4%の20万849世帯が存在し、
62万人が暮らしている。
これほどの大勢の人たちが、水没する半地下
での生活を強いられていて、大きな被害を
被ったが、映画での受賞を誇る前に、やるべき
ことがあったはずだが放置されて来た。
早速、現地視察した大統領は、半地下住宅の
建築や住居提供を禁止すると共に、居住を
禁止処分とした。
だが、まともな住宅に住めないから、この
ような動物の檻のような不健康な場所で生活を
強いられているのに退去しろと命令するが、
では、どこへ行けばよいのかと戸惑いの声。
備えよ常に! 備えあれば憂いなし
健康と安心のメタボへの備えは?
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