イタリアで、2022年6月初から7月19日までに、
ヒトにおけるウエストナイルウイルス(WNV)
感染確認が、15例が報告された。
ウエストナイル熱は、発熱や脳炎症状を来す
蚊媒介性疾患のひとつで、日本脳炎やデング熱
などのウイルスと同じフラビウイルス科に属する。
ヒトへはウイルスを保有する蚊(最も頻繁には
アカイエカ型)に刺されることにより感染する。
通常、ヒトと蚊の間での感染サイクルや、
感染者との接触によってヒトからヒトへと
広がることはない。
このウイルスは他の哺乳類、特に馬にも感染し、
時には犬、猫、ウサギなどにも感染する。
症状は、発熱、頭痛、吐き気、嘔吐、リンパ
節の腫れ、皮膚の発疹。
症状は数日、まれに数週間続くことがあり、
人の年齢によって大きく異なる可能性がある。
小児では軽度の発熱がより頻繁に起こり、
若者では中高熱、目の赤み、頭痛、筋肉痛が
起るが、高齢者や衰弱した人々では、症状が
より深刻になる可能性がある。
最も重篤な症状は、平均して感染者の1%未満。
重症の場合は、致命的な脳炎発症の可能性も。
ウエストナイル熱を予防するワクチンはない。
予防は、日本脳炎などと同様に、蚊に刺され
ないことと、蚊の発生を抑えること。
蚊は毎年再発する厄介な昆虫であり、人類
最大の敵であり、1年間に83万人もの命を奪う。
蚊を惹き付けるか否かを決めるのに、遺伝的
要素が大きな役割を果たすという。
蚊はB型の血液よりもO型の血液を好み、
O型の血液の人は、A型の人の約2倍蚊に
噛まれやすい。
生物的防除研究所は、人間の約85%が蚊に
刺される前に所属する血液型を皮膚の匂いで
知らせる化学物質を生成しているためだとする。
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