2020年6月から7月にかけて、長江の上流から
三峡ダム下流域にかけて豪雨が続いた。
三峡ダムは、貯水の能力を超える流入で、
ダムの崩壊の懸念が広がり、長江の下流域では
4000万人を超える住民が洪水で被災した。
ところが、2年後の今年は8月に入っても、
まとまった降水量がなく、長江流域は広範囲に
渡って、旱魃に苦しめられている。
1961年以来となる猛暑で、国内の262ヶ所の
気象観測所が44℃以上を記録。
雨が降らず、河川は渇水で水力発電が稼働
できないため電力不足が深刻化。
水力発電の比率が高い四川省の当局は、省内の
多くの工場に対し、今月15日から20日
までの操業停止を指示。
長江の一部流域では、降雨量が通常の半分
以下になって、水位が去年の同じ時期に比べて、
3mほども下がり、一部では干上がって、
船舶の航行にも支障が出る事態に。
また、農業部門への影響も甚大であるため、
三峡ダムは8月16日に、下流の水量を増やす
ため、10日間、放水量を5億立方m増した。
干ばつに見舞われている長江周辺の湖北省など
多くの省が、雨不足に対処するためヨウ化銀を
ロケットで雲に発射して雨を降らせる[クラウド
シーディング](雲の種まき)作戦に始めた。
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