スリランカのハンバントタ港が、2017年7月より
99年間にわたり中国国有企業に占有されることが
決まったが、これが中国による[債務の罠]の
典型例と見なされて、一帯一路政策の下、
中国の口車に乗せられて、借金漬けにされている
新興国にとって反省の材料となっている。
この港湾施設には31億ドルが投じられていた。
スリランカは2005年から[ラジャパクサ一族]が
中国の支援を受けて実質的な国政支配を行い、
借金を膨らませて、7月14日には財政破綻による
経済破綻で、国民の猛反発を受け、大統領が
国外への逃亡先で辞任表明する事態に発展。
この時点で残されていた債務は500億ドル。
南部ハンバントタ市への熱帯雨林の中を進む
道路の先には、1500人収容の大会議場や
3万5000席を備えたクリケット競技場、巨大な
国際会議場が建ち、更には4車線の高速道路や
巨大な国際空港が存在するという。
この国際空港も、2017年に中国の手に渡った
ハンバントタ港と同様に、中国軍機がインド
洋の空軍基地として、自由に使用される
運命にあるようだ。
IMFが債務再編に介入することになったよう
だが、中国は貸付元金カットには一切応じず、
協力を取り付けの可能性はない。
中国は、国際社会から借り入れた資金を高利で
貸し付けて、利ザヤを稼ぐ融資形態が主流。
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