中国の不動産バブルは破裂し、取り返しが
効かない領域にまで入り込んでしまった。
7月の住宅販売は、39・7%の落ち込み。
これで、前年の同月比でf連続11ヶ月間の
マイナス続きである。
中国のデベロッパーは、広大な土地の使用権を
地方政府から買い取り、ここに日本で言う
住宅団地の建設計画を立てて、高層住宅の
間取りや仕様の青写真を用意して売りに出す。
住宅の立地状態の模型やスケッチで魅力的な
完成予想状態を知らせて、客に売りつけ、
先ず頭金を契約金として受け取る。
さらに、完成予定の姿図の住宅にローンを
組ませ、この時点で販売完了となる。
この資金を以て、住宅建設に取り掛かるだけで
なく、次の開発計画の土地取得を行う。
銀行からも借り入れ可能限度一杯に借入を
行い、建設能力以上過剰債務と販売能力以上の
過剰在庫を抱えたところに、危機感を覚えた
当局による債務限度規制が行われ、資金繰りに
窮することになった。
建設工事が止まり、青写真の購入住宅に対する
住宅ローン支払い継続を続けて来た購入者も
次々と支払いを中止する事態となり、一気に
バブルが爆発状態に。
政府当局は、支払い猶予を認める方針を
ほのめかすが、建設工事を継続する資金がない。
契約済み分の完成・引き渡しには、国家の
GDPの1・3%分の資金投入が必要だが、中国の
GDP成長予測は2%ほどだから、国が支援が
できる訳がない行き着くところまで突き
進んでしまった。
既存住宅の価格も下落が始まったとされ、
多数の住宅を保有する共産党幹部連も、転売
することもできず、顔色が変わって来たという。
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