国立研究開発法人 情報通信研究機構 電磁波
研究所 宇宙環境研究室は、地球周辺の宇宙
環境の変動によって影響を受ける可能性の
ある通信・放送インフラや宇宙システム等の
運用や利用などに役立てる目的で、宇宙天気
予報を出している。
日々の太陽フレアの状況や地磁気攪乱の状態
などの観測結果をを公表している。
2022年10月、太陽フレアの活動はレベル4の
うち2のやや活発の状態にあり、これに伴い
地磁気攪乱状況も、レベル5段階のうち2の
やや活発の状態にある。
8月20日には、観測できないほど小さかった
太陽黒点が、2日後には面積が10倍以上に
拡大した上、黒点の数も2つに増えた。
しかも、黒点の1つは急速に拡大し、中央の
暗部の大きさは地球に匹敵するほどという。
米国の専門家は、大規模な磁気嵐が迫って
いる可能性があると警告している。
太陽の黒点は、表面で周囲に比べて温度の
低い部分は暗く見えるため[黒点]と呼ばれるが、
比較的低温とはいえ黒点の平均温度は3,700℃、
周囲では5,500℃に達することもあるとされる。
今回の黒点には、AR3085という名前が付け
られたが、アルファベット2文字は黒点の
[活動領域]を示すものであり、4桁の数字で
識別を行う。
磁気嵐が、地球を襲うと世界各国の通信放送網を
中心に、社会インフラに大きな影響を及ぼす。
1989年3月13日に発生した磁気嵐は地球に
非常に大きな影響を及ぼし、カナダでは電力
公社の電力網を破壊し、深刻な被害を与え、米
国の気象衛星の通信が止まるなど、各国で
インフラが混乱した。
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