日本人の寿命は年々伸びており、1960年の
平均寿命は、男性65・32歳、女性70・19歳だった
のが、2021年の簡易生命表では男性が81・47歳、
女性が87・57歳と、約60年の間に日本人の
寿命は、他国に類を見ないペースで伸びている。
1960年代の主な死因は肺結核などの感染症、
脳出血や胃がんだったのが、予防医学の著しい
進歩と日々の食事の変化が、日本人の長寿化を
もたらした大きな要因。
だが、他方、食習慣の欧米化、特に動物性
脂肪の摂取増、マイカー移動による運動不足は
肥満者やメタボリック症候群、さらには脂質
異常症、高血圧、糖尿病患者数を増加させた。
その結果として動脈硬化性疾患も生じさせた。
古来の日本食にも[塩分過剰]の問題があった。
塩分の摂り過ぎは高血圧をもたらし脳出血を
招くだけでなく、胃がんの発症にも関連する
ことが指摘されており、食事の形態や種類に
関係なく[減塩]が重要。
2022年7月に発表された、動脈硬化性疾患予防
ガイドラインでは、[肉の脂身や動物油(牛脂、
ラード、バター)、加工肉を控え、大豆、魚、
野菜、海藻、きのこ、果物、未精製穀物を
取合わせて食べる[減塩した日本食パターン]の
食事は血清脂質を改善し、動脈硬化性疾患の
予防が期待される]として推奨している。
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