我が世の春を謳歌し、世界制覇を謳い、悦に
入っていた韓国半導体産業、一つの決算期の
後は火の車、漢江に浮かぶ泡沫のようだ。
韓国が、世界に誇る唯一の産業の半導体企業の
7~9月期の営業利益が大幅減益の直撃を受けた。
サムスン電子の本業のもうけを示す営業利益は、
前年同期比31・4%減の約1兆1200億円だった。
業界2位のSKハイニックスは、前年比で
60・3%もの大幅減益に。
その他では、LGディスプレーは営業赤字に。
また、現代自動車の連結純利益は、前年同期比
5%減の約1460億円の減益に。
世界経済の落ち込みの影響を受けたと言えば
それまでだが、問題なのは、各社とも計画
済みの投資計画まで撤回や見直しを迫られる
状況にあること。
来期以降も、韓国勢が主力とするメモリー
半導体市況は、一段の悪化が予測されており、
回復まで2~3年を要するとの声も。
5月の尹錫悦大統領の就任に合わせ、お祝儀と
して韓国財閥大手11社が、合計110兆円もの
大規模な設備投資計画をぶち上げている。
李在鎔氏が、8月に恩赦されて副会長から
会長に昇格し本格的に陣頭指揮を執るサムスン
電子は、設備投資計画の見直しはないとするが
SKハイニックスは当初の投資計画を半分に、
現代自動車も設備投資繰り延べを発表。
その他、多くの企業が軒並み、予定されていた
投資計画を撤回または縮小、保留する方針。
欧米各国は、高いインフレを抑制するための
挙って金融引き締めを急いでいるため、今後の
景気の減速は避けられない。
輸出立国の韓国、安泰だと楽観していた輸出も、
ウォン安が進む追い風の中で、9月の輸出は
前年同月比2・8%増と鈍化傾向が続く。
韓国を代表する大手企業も過去の借入金返済に
追われ、高金利と輸入する原材料や部品の
輸入価格高騰、物価高で苦しむ。
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