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枝 垂 桜
死者5人を出した[紅麹コレステヘルプ]は、
[機能性表示食品]であることをパッケージに
表示し、健康の維持や増進に役立つという
サプリメント食品の機能を謳っている。
[機能性表示食品]は販売前に、製造・販売
事業者が食品の安全性や機能性の科学的な
根拠などを、国が定めるルールにのっとり
消費者庁に届け出て公表する必要がある。
しかし、国の許可制ではなく、国の審査も
行われないため、事業者の責任で適正に
販売することとなっている。
効果や安全性を国が審査する[特定保健用
食品]や、すでに科学的な根拠が確認された
栄養成分を一定の基準量を含めば国が定めた
表現によって機能性を表示できる[栄養機能
食品]とは異なる制度で、[機能性表示食品]は
国に届け出るだけで販売が可能。
行政機関が、[機能性表示食品]の事業者を
規制できるのは[食品衛生法]に基づく規制。
小林製薬の本社が所在する大阪市は、3月
27日に有害な物質が含まれている疑いが
あるとして[紅麹]の成分を含む[紅麹コレステ
ヘルプ]と[ナットウキナーゼさらさら粒GOLD]、
[ナイシヘルプ+コレステロール]の3種類の
製品について、食品衛生法に基づき、回収を
命じる行政処分を出している。
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健康と安心のメタボへの備えは?
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ヤ マ ザ ク ラ
紅麹サプリメントの摂取を続けていた利用者
から5人の死者を出し、入院や体調不良を
訴えている人が800人ほども出ている問題に
ついて、厚生労働省は3月28日に、開いた
専門家による調査会で小林製薬から説明を
受けた内容を明らかにした。
説明では、健康被害を被った人が摂取していた
製品ロットから、青カビから発生すること
がある物質の[プベルル酸]が検出されたとした。
[プベルル酸]には、抗マラリアの作用がある
報告はあるが、摂取量や接種期間などが人体に
どのような影響が出るか、また腎臓への影響は
不明で、プベルル酸が持つ毒性について確認
するには、相応の期間が必要だという。
厚生労働省は、国立医薬品食品衛生研究所で
過去3年分のサンプルを分析し、[プベルル酸]の
毒性について調べるほか、[プベルル酸]以外の
物質が含まれていないかも含め原因物質の
特定を進めることを明らかにした。
[プベルル酸]を用いたマウス実験で、5匹中
4匹が死亡したとの報告に関して、専門家は
マラリア感染させたマウスでの実験であり、
毒性が強いとは言い切れないとしている。
また、沖縄では[豆腐餻(よう)]と呼ばれる
珍味が存在し、島豆腐を泡盛や麹、紅麹などに
6ヶ月ほど漬け込んだ発酵食品。
豆腐餻は紅い色をした発酵食品独特の香りが
あり、食感はねっとりとしていてチーズに
近い感触をした小鉢サイズの豆腐料理。
この伝統料理は長年にわたり食用されてきたが
腎臓障害などの健康被害発生の記録はない。
紅麹には、モナコリンというコレステロール
数値を改善する機能を持つ成分が含まれており、
小林製薬は、この含有量を高濃度化し、効用を
高めていることを売りにして来た。
このモナコリンによる薬害の発生がない量に
調整されてはいるとしても、モナコリンの
副作用が影響している可能性も疑われると指摘。
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枝 垂 桜 氷室神社
紅麹は、蒸した米に紅麹菌を混ぜ入れて、
発酵させた米麹で、発酵によって鮮やかな
赤い色素が生まれるほか、さまざまな成分が
産出される。
その成分の中には、人体の機能改善や増進に
寄与するいくつかの成分が含まれる。
脳機能改善効果や高血圧を改善効果で知られる
GABA(γ-アミノ酪酸)や悪玉コレステロール
抑制に効果があるモナコリンKなどの高い
有効性がサプリメントで利用されている。
また、赤い色素成分にも抗酸化作用が含まれて
いるとされている。
腎臓機能損壊で問題化した[紅麹コレステ
ヘルプ]は、LDL(悪玉)コレステロールを下げて、
LDL(悪玉)コレステロール値とHDL(善玉)コレス
テロール値の比率(L/H比)を下げる機能がある
米紅麹ポリケチドが含まれていると謳っている。
他方、麹には青カビが発生しやすく、この
青カビが作る有毒性分には、[シトリニン]や
[アフラトキシン]、[オクラトキシン]、
[ゼアラレノン]、更に[デオキシニバレノール]
などがあるとされ、これらのうちのいずれかが
紅麹製造過程で発生した青カビにより、毒性が
生成されたことが疑われた。
しかし、当初本命視されていた[シトリニン]は
抽出されず、他の毒性成分についても検体からは
検出されなかった。
このため、[未知の成分]が青カビにより生成
されたとして、厚生労働省などの研究機関でも
未知の成分、犯人発見の努力が続けらた。
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健康と安心のメタボへの備えは?
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ヤ マ ザ ク ラ
大阪に本社を持つ製薬会社が製造・販売した
[紅麹]の成分が含まれた健康食品を摂取した
あとに腎臓の病気を発症。
29日午前時点で5人が死亡、延べ93人が入院、
医療機関を受診した人はのべ379人が出た。
会社が受けた相談件数はおよそ1万2000件に
及んでおり、台湾や香港、中国本土などでも
紅麹サプリメントによる被害状況が報じられ
購入者への摂取禁止や商品回収を呼びかている。
大阪市が[紅麹コレステヘルプ]など3種類の
製品については有害な物質が含まれている
疑いがあるとして、食品衛生法に基づき、
回収を命じる行政処分を出したほか、国は
厚生労働省関連の医療研究機関も動員して
成分分析など原因解明に乗り出した。
会社側の報告では、[紅麹]を含む健康食品
などを扱う企業の数について、直接取り引きで
52社、それを含めて原料を使用している企業が
173社あり、末端への広がりなどについては
全容の解明に至っていないとしている。
製造時期を調査する中で、想定していない
成分が、2023年4月から12月にかけて製造した
紅麹の原料に含まれている可能性があることが
突き止められて、経過や毒性を備えた成分の
特定作業が進められた。
紅麹に含まれる毒性を備えた成分の[シトリ
ニン]については、製造過程での検査でも
検出されていないことは、早くに報告され未
知の成分の存在追及が全力で勧められた。
EUでは、健康食品に含まれる[シトリニン]の
基準値が厳しく設定されている。
備えよ常に! 備えあれば憂いなし
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河 津 桜 佐保川堤
3月11日に開かれた政府の地震調査委員会では、
能登半島地震の震源となった半島沖の海底
断層のズレが確認されたことが報告された。
13年前の巨大地震を振り返り、[岩盤が一気に
破壊されるM9・0の地震が起きる可能性を当時
評価することできなかった。地震学が未熟
だった]と述ている。
だが、その後の13年間の成果として、南海
トラフなど日本周辺のプレートの境界で起きる
地震について、さまざまなケースを想定する
ようになったことや主要な活断層だけでなく
そのほかの活断層も含め、地域をまとめて
評価するようになったことを説明。
一方、東北地方は巨大地震の前には東西方向に
縮むように地殻変動が起きていたのに対し、
地震のあとは東西方向に伸び、安定して
いないことを指摘。
さらに、13年前に大きく滑らなかった場所が
まだ残っているとして引き続き規模の大きな
地震に注意が必要だとも述べた。
特に、房総沖には割れ残りとされる部分の
存在も指摘されており、M7や8クラスの
地震が起きる確率は高く、巨大地震が
あったので東北地方はしばらく安全だと
思わないことが非常に重要だとしている。
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河 津 桜
地震調査委員会は、3月11日の定例の会合で、
能登半島沖の北東側の[珠洲沖セグメント]
(F43)がおよそ3m隆起していたとする
海上保安庁の調査結果が新たに報告された。
これに基づき、能登半島地震に伴う変動の
可能性が高いとする評価結果をまとめた。
既に確認されている能登半島の北西沖の
[猿山沖セグメント]と呼ばれる断層の2つの
活断層の間には[輪島沖セグメント]があるが、
浅瀬のため船による調査は出来なかった。
また、富山湾の沖合で見つかっていた斜面の
崩壊について海上保安庁が追加調査結果で、
これまでの南北500m、東西80mほどから、
南北3・5Km、東西1Kmほどと広範囲に及んで
いたことが報告された。
この崩落が、富山湾で確認された津波の
発生原因となったことが推測されている。
このほか、地震調査委員会は、千葉県東方沖や
その周辺では2月26日以降地震活動が活発に
なり、震度1以上を観測した地震が、3月11日
午後5時までに42回確認されていると報告。
房総半島では地震の大きな原因となっている
陸側と海側のプレートの境界がゆっくりと
ずれ動く[スロースリップ]と呼ばれる地殻変動も
次第に小さくなっていることが確認されている。
過去には数ヶ月程度地震活動が継続したケースも
あり、地震調査委員会は今後も震度5弱程度の
強い揺れを伴う地震に注意が必要だとしている。
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陽 光 桜
能登半島地震では、地下の流体の動きが
地震の発生の引き金を引いたとされている。
能登半島の先端部の、珠洲市北部を中心に、
2020年12月から2023年末までに500回以上の
地震の発生が記録されている。
これらの群発地震の震源の深さは、気象庁の
報告ではほとんど全てが約10Kmだった。
京都大の解析によると、半島先端部の地下では
2020年11月以降、約3000万㎥の流体が、地下の
深い部分から上昇してきて、深さ15~20kmの
位置まで達した。
正体は地殻から強い圧力によって滲みだした
水だとされる、この流体が岩盤の割れ目の
隙間に入り込んで潤滑油のように働くことで、
滑りを発生させて地震を群発させたとされる。
水が滲みこんで来ることで、周囲の岩盤には
広範囲でひずみがたまり、海底活断層が動き
やすくなっていた可能性を推測している。
流体が、M7・6の地震発生にどのように関与
したかを詳しく調査するため、兵庫県立大の
研究グループは、半島の北~北東沖の海底で、
自然の電磁波の測定を進めている。
電流を通しやすい水の性質を利用し、その
分布や量を17ヶ所で詳しく測定して、活断層と
水の関係を調べるという。
水と大地震の関係性が詳しく分かれば、全国で
地下深部の水の分布を調べることで地震発生の
リスクを推測できる可能性があるのではと期待。
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