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2024年4月22日月曜日

TV広告で氾濫する「機能性表示食品」とは

枝 垂 桜



死者5人を出した[紅麹コレステヘルプ]は、

[機能性表示食品]であることをパッケージに

表示し、健康の維持や増進に役立つという

サプリメント食品の機能を謳っている。

[機能性表示食品]は販売前に、製造・販売

事業者が食品の安全性や機能性の科学的な

根拠などを、国が定めるルールにのっとり

消費者庁に届け出て公表する必要がある。

しかし、国の許可制ではなく、国の審査も

行われないため、事業者の責任で適正に

販売することとなっている。

効果や安全性を国が審査する[特定保健用

食品]や、すでに科学的な根拠が確認された

栄養成分を一定の基準量を含めば国が定めた

表現によって機能性を表示できる[栄養機能

食品]とは異なる制度で、[機能性表示食品]は

国に届け出るだけで販売が可能。

行政機関が、[機能性表示食品]の事業者を

規制できるのは[食品衛生法]に基づく規制。

小林製薬の本社が所在する大阪市は、3月

27日に有害な物質が含まれている疑いが

あるとして[紅麹]の成分を含む[紅麹コレステ

ヘルプ]と[ナットウキナーゼさらさら粒GOLD]、

[ナイシヘルプ+コレステロール]の3種類の

製品について、食品衛生法に基づき、回収を

命じる行政処分を出している。

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2024年4月19日金曜日

紅麹サプリメントから「プベルル酸」検出

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ヤ マ ザ ク ラ 



紅麹サプリメントの摂取を続けていた利用者

から5人の死者を出し、入院や体調不良を

訴えている人が800人ほども出ている問題に

ついて、厚生労働省は3月28日に、開いた

専門家による調査会で小林製薬から説明を

受けた内容を明らかにした。

説明では、健康被害を被った人が摂取していた

製品ロットから、青カビから発生すること

がある物質の[プベルル酸]が検出されたとした。

[プベルル酸]には、抗マラリアの作用がある

報告はあるが、摂取量や接種期間などが人体に

どのような影響が出るか、また腎臓への影響は

不明で、プベルル酸が持つ毒性について確認

するには、相応の期間が必要だという。

厚生労働省は、国立医薬品食品衛生研究所で

過去3年分のサンプルを分析し、[プベルル酸]の

毒性について調べるほか、[プベルル酸]以外の

物質が含まれていないかも含め原因物質の

特定を進めることを明らかにした。

[プベルル酸]を用いたマウス実験で、5匹中

4匹が死亡したとの報告に関して、専門家は

マラリア感染させたマウスでの実験であり、

毒性が強いとは言い切れないとしている。

また、沖縄では[豆腐餻(よう)]と呼ばれる

珍味が存在し、島豆腐を泡盛や麹、紅麹などに

6ヶ月ほど漬け込んだ発酵食品。

豆腐餻は紅い色をした発酵食品独特の香りが

あり、食感はねっとりとしていてチーズに

近い感触をした小鉢サイズの豆腐料理。

この伝統料理は長年にわたり食用されてきたが

腎臓障害などの健康被害発生の記録はない。

紅麹には、モナコリンというコレステロール

数値を改善する機能を持つ成分が含まれており、

小林製薬は、この含有量を高濃度化し、効用を

高めていることを売りにして来た。

このモナコリンによる薬害の発生がない量に

調整されてはいるとしても、モナコリンの

副作用が影響している可能性も疑われると指摘。

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2024年4月18日木曜日

紅麹に含まれる健康に有効な成分と有毒成分

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枝 垂 桜  氷室神社



紅麹は、蒸した米に紅麹菌を混ぜ入れて、

発酵させた米麹で、発酵によって鮮やかな

赤い色素が生まれるほか、さまざまな成分が

産出される。

その成分の中には、人体の機能改善や増進に

寄与するいくつかの成分が含まれる。

脳機能改善効果や高血圧を改善効果で知られる

GABA(γ-アミノ酪酸)や悪玉コレステロール

抑制に効果があるモナコリンKなどの高い

有効性がサプリメントで利用されている。

また、赤い色素成分にも抗酸化作用が含まれて

いるとされている。

腎臓機能損壊で問題化した[紅麹コレステ

ヘルプ]は、LDL(悪玉)コレステロールを下げて、

LDL(悪玉)コレステロール値とHDL(善玉)コレス

テロール値の比率(L/H比)を下げる機能がある

米紅麹ポリケチドが含まれていると謳っている。

他方、麹には青カビが発生しやすく、この

青カビが作る有毒性分には、[シトリニン]や

[アフラトキシン]、[オクラトキシン]、

[ゼアラレノン]、更に[デオキシニバレノール]

などがあるとされ、これらのうちのいずれかが

紅麹製造過程で発生した青カビにより、毒性が

生成されたことが疑われた。

しかし、当初本命視されていた[シトリニン]は

抽出されず、他の毒性成分についても検体からは

検出されなかった。

このため、[未知の成分]が青カビにより生成

されたとして、厚生労働省などの研究機関でも

未知の成分、犯人発見の努力が続けらた。

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2024年4月17日水曜日

紅麴サプリメントで腎臓障害 死者も出る

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ヤ マ ザ ク ラ



大阪に本社を持つ製薬会社が製造・販売した

[紅麹]の成分が含まれた健康食品を摂取した

あとに腎臓の病気を発症。

29日午前時点で5人が死亡、延べ93人が入院、

医療機関を受診した人はのべ379人が出た。

会社が受けた相談件数はおよそ1万2000件に

及んでおり、台湾や香港、中国本土などでも

紅麹サプリメントによる被害状況が報じられ

購入者への摂取禁止や商品回収を呼びかている。

大阪市が[紅麹コレステヘルプ]など3種類の

製品については有害な物質が含まれている

疑いがあるとして、食品衛生法に基づき、

回収を命じる行政処分を出したほか、国は

厚生労働省関連の医療研究機関も動員して

成分分析など原因解明に乗り出した。

会社側の報告では、[紅麹]を含む健康食品

などを扱う企業の数について、直接取り引きで

52社、それを含めて原料を使用している企業が

173社あり、末端への広がりなどについては

全容の解明に至っていないとしている。

製造時期を調査する中で、想定していない

成分が、2023年4月から12月にかけて製造した

紅麹の原料に含まれている可能性があることが

突き止められて、経過や毒性を備えた成分の

特定作業が進められた。

紅麹に含まれる毒性を備えた成分の[シトリ

ニン]については、製造過程での検査でも

検出されていないことは、早くに報告され未

知の成分の存在追及が全力で勧められた。

EUでは、健康食品に含まれる[シトリニン]の

基準値が厳しく設定されている。

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2024年4月16日火曜日

東日本大震災から13年 M7~8の確率は高い

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河 津 桜  佐保川堤



3月11日に開かれた政府の地震調査委員会では、

能登半島地震の震源となった半島沖の海底

断層のズレが確認されたことが報告された。

13年前の巨大地震を振り返り、[岩盤が一気に

破壊されるM9・0の地震が起きる可能性を当時

評価することできなかった。地震学が未熟

だった]と述ている。

だが、その後の13年間の成果として、南海

トラフなど日本周辺のプレートの境界で起きる

地震について、さまざまなケースを想定する

ようになったことや主要な活断層だけでなく

そのほかの活断層も含め、地域をまとめて

評価するようになったことを説明。

一方、東北地方は巨大地震の前には東西方向に

縮むように地殻変動が起きていたのに対し、

地震のあとは東西方向に伸び、安定して

いないことを指摘。

さらに、13年前に大きく滑らなかった場所が

まだ残っているとして引き続き規模の大きな

地震に注意が必要だとも述べた。

特に、房総沖には割れ残りとされる部分の

存在も指摘されており、M7や8クラスの

地震が起きる確率は高く、巨大地震が

あったので東北地方はしばらく安全だと

思わないことが非常に重要だとしている。

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2024年4月15日月曜日

3月の地震調査委員会 海底断層のズレを確認

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河 津 桜



地震調査委員会は、3月11日の定例の会合で、

能登半島沖の北東側の[珠洲沖セグメント]

(F43)がおよそ3m隆起していたとする

海上保安庁の調査結果が新たに報告された。

これに基づき、能登半島地震に伴う変動の

可能性が高いとする評価結果をまとめた。

既に確認されている能登半島の北西沖の

[猿山沖セグメント]と呼ばれる断層の2つの

活断層の間には[輪島沖セグメント]があるが、

浅瀬のため船による調査は出来なかった。

また、富山湾の沖合で見つかっていた斜面の

崩壊について海上保安庁が追加調査結果で、

これまでの南北500m、東西80mほどから、

南北3・5Km、東西1Kmほどと広範囲に及んで

いたことが報告された。

この崩落が、富山湾で確認された津波の

発生原因となったことが推測されている。

このほか、地震調査委員会は、千葉県東方沖や

その周辺では2月26日以降地震活動が活発に

なり、震度1以上を観測した地震が、3月11日

午後5時までに42回確認されていると報告。

房総半島では地震の大きな原因となっている

陸側と海側のプレートの境界がゆっくりと

ずれ動く[スロースリップ]と呼ばれる地殻変動も

次第に小さくなっていることが確認されている。

過去には数ヶ月程度地震活動が継続したケースも

あり、地震調査委員会は今後も震度5弱程度の

強い揺れを伴う地震に注意が必要だとしている。

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2024年4月12日金曜日

能登半島地震 地下の流体と活断層の関係調査

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陽  光  桜



能登半島地震では、地下の流体の動きが

地震の発生の引き金を引いたとされている。

能登半島の先端部の、珠洲市北部を中心に、

2020年12月から2023年末までに500回以上の

地震の発生が記録されている。

これらの群発地震の震源の深さは、気象庁の

報告ではほとんど全てが約10Kmだった。

京都大の解析によると、半島先端部の地下では

2020年11月以降、約3000万㎥の流体が、地下の

深い部分から上昇してきて、深さ15~20kmの

位置まで達した。

正体は地殻から強い圧力によって滲みだした

水だとされる、この流体が岩盤の割れ目の

隙間に入り込んで潤滑油のように働くことで、

滑りを発生させて地震を群発させたとされる。

水が滲みこんで来ることで、周囲の岩盤には

広範囲でひずみがたまり、海底活断層が動き

やすくなっていた可能性を推測している。

流体が、M7・6の地震発生にどのように関与

したかを詳しく調査するため、兵庫県立大の

研究グループは、半島の北~北東沖の海底で、

自然の電磁波の測定を進めている。

電流を通しやすい水の性質を利用し、その

分布や量を17ヶ所で詳しく測定して、活断層と

水の関係を調べるという。

水と大地震の関係性が詳しく分かれば、全国で

地下深部の水の分布を調べることで地震発生の

リスクを推測できる可能性があるのではと期待。

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