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2008年11月7日金曜日

紅葉が美しいサクラ

アンスリウム  油絵  10号



夜明けの最低気温が日によっては10度前後まで下がる

ことも珍しくなくなって来ました。

秋の気配が濃くなってきて、紅葉が目立っているのが

ナンキンハゼとサクラです。

ナンキンハゼの毒々しい赤さは好きではありません。

サクラの葉の紅葉にも、葉に備えられている色素成分

により、色合いに大きな差が見られます。

ソメイヨシノは黄色が勝つ黄葉で、木にりは日当たりの

加減で、紅い色合いが混ざった部分が見られます。

公園の枝垂桜は花の豪華さに比べると、黄葉は淡白で、

白色が入ったような薄い黄色に、時には少し緑を残して

散っています。

サクラ全般を、トータルで見れば、ヤエザクラ系が赤が
勝った紅葉が多いようです。

一枚の葉を、鮮やかな赤と黄色に染め分けているもの

が見られ、盛り付けられた料理の器の端に添えられて

秋を演出する小道具として人気があります。

カメラマンが狙っている木は、決まってヤエザクラです。

日当たりや暑さに関係している部分もあるでしょうが、

難しく言えば、アントシアニンの含まれ方と働きに差が

あるようです。

サクラの落ち葉を好んで食べるシカに聞けば、もっと

はっきりするかもしれませんが。

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