モネ アルジャントウイユーのセーヌ川の舟 複製画 10号
11月も半ばになってイチョウの葉も一気に色付いて来て
明るい黄色の世界を作っています。
夏の間は特に気にもせずに走り抜けているイチョウの
並木道も、黄色の高塀の間を抜ける今の時期は、道路
がライトアップされているような明るさを感じて、心も
踊る気がします。
しかし、並木の歩道の上は落ち葉が降り敷いて、美しく
みえますが、全てがよいことばかりではありません。
他方では、イチョウは困り者であるのは、備えている
実の強烈な臭気や葉の脂分です。
落ちた葉は滑りやすく、実は路上を汚し、一帯に異様な
臭気を漂わせることになり、路上掃除が欠かせません。
山裾などを散歩していると、高木であるイチョウが最も
目立ち、思いのほかイチョウの木が多くあることに気付
かされます。
散歩の途中で、周辺を見渡すと10本余りも目に付き
並木のように植樹されたものでなければ、他の樹木に
比べれば決して繁殖力の弱い樹種ではなさそうです。
イチョウは2億数千年前の化石からも見つかっている
恐竜時代の生きている化石植物です。
あの強烈なにおいのする実が恐竜の糞の化石から
見つかっているといいます。
しかし、恐竜が居なくなってから現代まで、誰も嫌うと
思われる銀杏を、食べる悪食の動物が居るのです。
恐竜の後を継いだ運び屋は、イノシイとタヌキだという
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