平山郁夫 流沙浄土辺 油絵 10号
刈取りが終わって、半月ほども経っている田んぼに
カラスが2羽、しきりに餌をついばんでいました。
少し先には、飛んで移動しているスズメの姿も見えま
したから、10羽程度のスズメのグループもやって来て
いるのでしょう。
スズメと同じようにこぼれたモミを探しているのかなと
少し奇異に感じました。
刈り取り直後であれば、イナゴやバッタなどの昆虫も
多く居ますし、水が残っている場所などでは、時には
カエルなども見かけますが、この時期ではそのような
カラス向きの昆虫などは居ないように思えたからです。
大きな図体のカラスが、スズメとモミを取り合っている
とは思えないからです。
近くには、ヤマガキやおいしそうなテラガキかヒラガキ
らしいカキの木もあるのですが、カキには飽きてしまった
のかもしれません。
川の合流する場所で中州になっていて、葦や雑草が
生えている場所は、鳥たちにとっては、人間に煩わされる
ことの無い条件を備えているので、カルガモやコサギ、
時にはアオサギやマガモももやって来ています。
ここでも、カラスの姿を見ることが少なくありません。
それぞれに、目的としている餌の対象は違うのでしょうが
カラスは嫌われていることが直ぐわかるような、遠慮を
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