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2009年6月7日日曜日

非常に危険な第二波

ルノアール  船上で食事をする人々  複製画 10号



今回の新型インフルエンザで最も特徴的なのは、弱毒性で

若い人に感染者が集中していることです。

同じような感染の傾向が見られてのが1957年からの

アジアインフルエンザです。

このアジアインフルエンザでは、第一波では就学児童や

若年層に感染者が集中しました。

第一波が終息した2~3ヵ月後に発生した第二波では

感染者が高齢者に集中し、非常に高い致死率を示しました。

専門家の間では、今回の豚インフルエンザに由来する

新型インフルエンザのウィルスは、豚、鳥、人のそれぞれに

感染するウィルスが混在し、このうちの2つの遺伝子が

変異すれば、人に対して強力な毒性をもつウィルスに

変異する可能性が非常に高いと指摘しています。

第一波が峠を越したからと言って、これで安心だと考える

ことは、早計です。

ここで大切なのは、5月中旬から、国が、地方自治体が、

そして我々が取った感染に備えた防御対策が適切で

あったかどうかを徹底的に検証して、必ずやって来ると

考えるべき第二波、或いは既にインドネシアでは人から

人への感染が始まっているといわれている鳥インフル

エンザに対する万全の備えに取り組む必要があります。

一週間の休校措置で済まされる程度の感染力や毒性

では収まらないことを前提に、少なくとも2週間に渉る

人の移動を制限する休校と事業所の閉鎖を前提とした

対応策の検討を一刻も早く始めるべきです。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし」ですね。
 
 健康と安心のメタボへの備えは?






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