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2009年6月28日日曜日

水田は動物園

花と塔  油絵  10号





6月に入ると田植が進み下旬にはほとんど所で終わります。

田植後半月ほど経っている田には、早くも小さな動物達が

動き回る姿が見られ、子供達にとっては楽しい動物園です。

とりわけ動きの激しいカブトエビやオタマジャクシに人気が

集まっています。

頭部分が丸くて尻尾にかけて細くなるナツメ型の甲羅を

被り、細い胴体の先に長い尻尾を2本付けている姿は

生きている化石に相応しい怪獣の時代を思わせるのが

人気のある理由でしょう。

カブトエビは甲羅の裏側の腹側に多くの脚を両側に

備えていて、それを激しく動かしながら田の土を掻き混ぜ

ながら自由自在に動き回る姿は見るものを楽しませます。

この他の土を掻き混ぜる運動量のすごさが、雑草が

生えてくるのを妨げるため、農家にとっては草取り作業が

軽減されるので、草取り虫とも呼ばれています。

2ヶ月ほどの短い生涯ですが、卵は乾燥や寒さにも

非常に強い生命力を備えていたことが、2億年もの間、

生き永らえることにつながりました。

もう一つ目立つ生物がジャンボタニシで、食料にするために

20年余り前に持ち込まれたのが、日本人の食用に適さず

放棄されたり養殖場から逃げ出しのが生活環境が適して

いたために稲苗などを食害する厄介者になっています。

毒々しい赤い卵は苦味がきつく、鳥なども食べないことも

分布が広がる要因になっています。

 「備えよ常に! 備えあれば憂いなし」ですね。
 
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