接吻 複製画 10号
国際社会の批判をよそに、2回目の核実験を強行した
北朝鮮に対する日米の案文を基にした国連安全保障
理事会の非難決議の採択が山場を迎えています。
核やミサイルなどに関連する資金や、資材の流れを
絶つ内容を備えた制裁決議案を5常任理事国に日本と
韓国を加えた7カ国でまとめたものです。
前回は強制力が備えられていない議長声明どまりで、
効果の期待できない内容でしたが、今回は、中国も一歩
踏込んで日米の制裁案に同調せざるを得なかったようです。
ここでは北朝鮮の銀行取引の制限や武器輸出の禁止の
徹底化をにらんだ北朝鮮船舶への貨物検査も盛り込まれて
いて、その実効性が期待されます。
一方、北朝鮮国内では後継者問題が俄かに表面化しており、
5月には金正日の後継者に三男の金正雲を指名したことを
匂わせる指令が関係部署に出ていることが報ぜられています。
金正雲は26歳と若く、また、儒教的な考え方が根強い
朝鮮族の社会で異例の継承です。
若い指導者を後押ししているのは軍部で、特に最近
指導部は最強硬派とされる人脈に入れ替わったばかりです。
一連のミサイル発射や、核実験は金正日の権力移譲に
伴う軍部内の締め付けが大きな目的であるようです。
予測以上に金正日の症状は悪化していて、3年以内に
権力の移譲をやり終える焦りがあるとも見られています。
金正雲の、いはば突出した軍部の危険極まりない昇進
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