ゴッホ アイリス 複製画 10号
住宅地の庭にヤマボウシが白い花を光らせていた。
最近では日本的なヤマボウシではなくて、もっと多彩な
色を備えてスキッと端麗な感じのするハナミズキの方が
生活環境の洋風化と共に遙かに人気があって、庭木で
ヤマボウシに出会うことはめったに無いのでは。
同じタイプの花の仲間であっても、人気や外観では
ハナミズキに軍配が上がっている。
しかし、棒の先に付いた赤い飴のような実が熟した時には
ヤマボウシの存在感がグンと上がる。
赤い実を果実酒にして楽しめるからうれしい。
とは言っても残念ながら、ヤマボウシの実を口にした
経験は、実を取れるところが無いので未だ無い。
しかし、一昨年には公園でハナミズキに赤い実が幾つか
付いているのを見つけたのでかじってみたものの、渋みが
強くて美味しいものではなかった。
ヤマボウシは、山法師を意味するのだが、今の子供達には
弁慶の漫画でも見ていないとわからないだろう。
花びらに見える4枚の白い部分を白布に見立てて、これを
頭巾とした時に、ヤマボウシの姿に連想するところから
この名前が付いたという。
この名前が付いたという。4枚のヅキンは花びらではなくて
花を包む苞(ほう)と呼ばれるもの。
花には花弁だと思っているものが、よく観察すると本当は
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