初夏の滝 油絵 10号
梅雨入りして2,3日は憂鬱な天候が続いたものの、幸に
前線が南下して爽やかさが戻ってきてうれしいこと。
庭や畑の草引きにはこのチャンスを逃すと後が大変。
一週間前には、アサガオやゴーヤなどの蔓は目立つ
程でもなかったのが、この間に20~30cmほども伸び
非常に早い成長のスピードに驚かされる。
それ以上に驚いたのはヘクソカズラの伸びる早さ。
何処にこの様な成長力を備えているのかと驚くほどで
一日に10cmほどのスピードで植木を這い上がってくる。
素手で引きちぎると、厭な臭いが手について暫らくとれず
後で困ることになるので、必ず手袋は欠かせない相手です。
より上のほうへと伸びて他の植木類の上に覆い被さって
花を咲かせる時期に備える習性を持っている。
山裾や荒地では、更に強力な繁殖力を備えているのが
クズの蔓、河川敷きや土手を我が物顔で占領している。
しかし、このクズの根はナガイモ状になって澱粉を蓄える
ので弥生時代から食糧にされていただろう。
最近でこそ厄介者扱いだが、本葛を製造する工場では
2~3年以上も育てた葛の根を栽培・採集する業者から
仕入れて製造する協業関係で成り立っています。
製造量も限られるので高級な食品の材料になっている。
中国からの輸入品も多く、国産品と混合したものもあり、
本葛として流通していて、産地表示やジャガイモなどの
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