休日の午後に雨になるとの予報が外れたのを幸に、少し
離れたお寺に自転車でアジサイを見に出かけました。
今年は、例年になく5月に雨が少なく、農家では田植に
支障が出ないかと気をもんだようです。
少雨の影響は、アジサイの花に大きく影響を与えている
ようで、昨年のような赤から白まで様々な色の花が
入り混じって、豪華に咲いていた一角も、見る影もなく
葉の方が目立つ有様でした。
花が小さいだけでなく、色が単純で鮮やかさに欠けて
いて、写真を撮る気にもならないほどの期待はずれでした。
水分が少ない環境のために花の育ちがよくないだけでなく、
アジサイが備えているアントシアニンや助色素の働きに
まで、大きな影響を与えていて、花の色の発色をこれほど
大きく左右するとは大きな驚きでした。
3年続けて花を見にやってきながら、豪華に咲き誇る
花の群れに気を取られてしまって、気が付かなかったの
ですが、今年は境内の端の方の花も見ていて、珍しい
花を見つけました。
通常は八つの装飾花で真ん中の中性花を飾るガク
アジサイの、装飾花が無くて、中性花の部分が固まって
丸く盛り上がるようになって咲いている濃紺の花があるのに
気が付きました。
「ウズ」と呼ばれている日本のヤマアジサイの古品種で
このようなところで出会えたことに驚くと共に、華やかさ
ばかりを追う花見のあり方を恥じる一日でした。
「備えよ常に! 備えあれば憂いなし」ですね。
健康と安心のメタボへの備えは?
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