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2009年8月2日日曜日

明暗分ける自動車と住宅業界

ガーベラと花瓶  油絵  10号





自動車が良く売れているニュースが伝えられていて

失業者数や倒産件数の増加などの暗い話の中、ホッと

することもありますが、その内実を聞くと、本当に大丈夫

かなと不安がよぎります。

ホンダが健闘していてハイブリッド車の人気との相乗効果で

好調な売上により今期は数百億円の黒字を確実にしています。

他方のトヨタはハイブリッド車の大幅な受注増も、プリウスの

販売価格の引き下げで、車種間の価格帯が混乱して、

他の車種の販売の足を引っ張る結果となっていることや

アメリカでの過剰な生産台数向上に備えた工場建設が

非常に大きな負担となってしまっています。

プリウスの販売増による600億円の収支改善も8000億円を

超える見込み赤字の前には、影が非常に薄くなっています。

生産と販売で見る鍵では、自動車産業界は政府の景気

回復に備えた対策が効果を挙げていますが、惨憺たる状況に

置かれているのが住宅業界です。

6月には、住宅の着工件数が、6万8千戸台と前年同月比の

32.4%減に、特に初めて住宅を購入する比率の高い

マンションでは、70%近い落ち込みの昭和60年以前の

数字になってしまっています。

雇用と所得の伸びと安定に安心感が戻らぬ限り、住宅

産業界にとっては、寒い冬のシーズンが続きます。

 「備えよ常に! 備えあれば憂いなし」ですね。
 
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