アルジャントウイユー セーヌ川の船 複製画 10号
8月7日から8日にかけて台湾に上陸した台風8号
(MORAKOT)はゆっくりとしたスピードで台湾を横断しました。
この台風がもたらした豪雨で中南部を中心に土砂崩れに
よる大きな災害が引起されました。
特に、南部の高雄県では、2400人を超える人たちが
取り残されて救援を待っているなど、4000人にも達する
住民が、孤立して救援を待っています。
犠牲者の数も、500人の規模に達するのは間違いなく、
50年前の台風による災害で667人が犠牲になった被害を
上回るのではないかとも言われています。
台湾中央部の高い山脈から、流れ出る川は、距離が短く
傾斜がきついために豪雨になれば一気に海まで流れ出ます。
8号の豪雨は、各所でがけ崩れを起こし、土石流が山地の
集落を襲い、2軒を残して全戸を押し流したところもあります。
宣言を出して軍隊が先頭に立って救済に当りましたが、
今回の災害では地方が責任を持って当るべきとしたために、
対応が後手に回り、救援活動が遅れたこと対して、政権への
批判が高まっています。
中国本土に再上陸した8号は福建省や浙江省を直撃し
400万人に被害を与えて低気圧となりました。
中国大陸を北上した低気圧が11日から12日にかけて
韓国に風速25メートルを超える台風並みの勢力を備えて
再々上陸し、各地に250mmを豪雨ももたらして、大暴れ
しました。
地球温暖化と共に台風の発生や発達する緯度が高く
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