フェンカ 油絵 10号
暴動で一躍名前が知れることになった新疆ウィグル自治区。
日本の4倍以上の面積に人口は1/6以下です。
でも、面積の大半は自治区を取巻く山脈と、中央部の
大砂漠が占めています。
天山北路、天山南路などシルクロードでは、古来から
交易ルートとして有名です。
中心の機能を持つのが、暴動のあった省都のウルムチです。
のどかな中庭のぶどう棚の下で、円い独特の帽子を
被った人たちが憩っているのは和みのある情景です。
ブドウと共にウリが有名で、特に哈密(ハミ)周辺で採れる
ハミウリは美味で最高です。
沿岸部の都市にも多く送られてきていますが、ハミウリは
別格扱いです。
最近は新疆で採れる産物の鉱物資源の方が美味しさを
備えていることが、今回の不幸を呼んだ根底あります。
新疆生産建設兵団が、ウィグル自治区を開墾し、独自の
組織の発展を通じで省益に貢献した点は評価されるでしょうが、
鉱物資源、レアメタルを求めて押しかける漢族が、資力に
物言わせて、ウィグル人の伝来の土地から資源を収奪し
利益を独り占めにする構図が、ウィグル族にとっては
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