ニッポニア・ニッポンと学名で呼ばれているトキは、美しい
ピンク色(トキ色)を備えた優美な鳥で、昔は北陸から
信越地方を中心に多く見られました。
日本産のトキは、最後の1羽が死んでしまって絶滅して
しまいましたが、中国から贈られて来た全く同種のトキの
繁殖により、6月現在、162羽が国内で生育しています。
1999年1月に江沢民主席から贈られて来た番から
増えてきた結果です。
今年の春には46羽が誕生して、昨年より41羽増えました。
昨年9月25日には、トキを野生へ戻す取り組みとして
初めての放鳥が行われ、オスメス5羽づつが放たれました。
佐渡の地元では、トキの野生化を目指して、農薬類の
使用停止は勿論、餌となるドジョウなどの小魚の生育の
ために、年中田には水を張るなどの、トキの定着に備えた
環境造りに取組んできました。
しかし、メスの1羽が死んだ後、最初の1羽が本土へ
飛来したのに続いて、現在では、全数が本土へ渡って
しまい、それぞれがばらばらになってしまっています。
このため、地元でのペアリングによる繁殖の目論みは
外れてしまい、地元の人を非常に悔しがらせています。
今年9月には、オス8羽、メス12羽の計20羽が放鳥
される予定です。
長年、トキの生育に備えた環境造りに取組んできた
地元の人々の努力に応えるためにも、島内に新居を
構えて欲しいものです。
「備えよ常に! 備えあれば憂いなし」ですね。
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