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2009年8月22日土曜日

水際作戦が続く中国

トルーヴィルの海岸  複製画  10号




新型インフルエンザの流行の「第二波」が襲ってきています。

国立感染症研究所の発表では、5月末にピークを迎えた後

減少に転じていた感染者数が7月に入って週を追うごとに

急増して、全国的な流行を示す指標の1.00を超えている

流行期に入っているとして、感染防止の備えを怠らないよう

注意を呼びかけています。

8月の上旬だけで、全国で6万人を超えるインフルエンザ

新規患者が発生したものと推定されています。

特に、拡大が急激なのは沖縄県で全国平均の2倍に、

次いで奈良県、大阪府、東京都の順になっています。

中国では、新型インフルは日本から持ち込まれていると

日本からの入国者には厳格な検査体制を敷いて、感染者の

入国阻止に備えた徹底した水際作戦を取っています。

夏休みを利用した旅行社の募集した語学研修に参加した

人の中から、感染確認者が出たために、濃厚接触者全員が

ホテルに隔離されて厳格な管理観察下に置かれています。

北京市の上級ホテル一棟が隔離施設用に当てられていて

100人ほどの人が、観察対象になっているようです。

折角の語学研修の機会が失われてしまって落胆している

参加者もすくなくないようですが、現在も中国では、日本が

当初に取っていた対応策と同様の厳格な備えで、新型

インフルの封じ込めに当っています。

 「備えよ常に! 備えあれば憂いなし」ですね。
 
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