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2009年8月9日日曜日

頼りのミツバチが

花と青い花瓶  油絵  10号



日本は四方を海に囲まれていて、日本特有の動植物が

生育している生態系を保っています。

それでも、外来種による日本固有の種の駆逐によって

絶滅危機に晒されているものも少なくありません。

琵琶湖に放されたブラックバスやブルーギルによって

琵琶湖特産のモロコやアユが激減して、漁業に深刻

打撃を与えていることは良く知られています。

ミツバチの失踪で昨年ごろから問題になっているセイヨウ

ミツバチは明治時代に蜂蜜の採集に備えて輸入されて

養蜂業者によって飼われていました。

野菜や果物のハウス栽培が普及するに従って、この

セイヨウミツバチが栽培農家に貸し出され、受粉作業は

ミツバチの仕事となっているのです。

アメリカでのミツバチの大量失踪事件は、アーモンドなどの

果実栽培の農家に大打撃を与えましたが、日本でも

07年11月に伝染病を理由に女王蜂の輸入を停止した

ことから、セイヨウミツバチのふそくが起こり、更にカメムシ

退治に撒かれた農薬でミツバチが大量死するなどの

影響で、今年は春先からミツバチ不足が深刻です。

特に、スイカやメロン、イチゴ、更にナスやトマトなどなど

夏野菜のハウス栽培はミツバチ頼りです。

受粉期に備えてミツバチを当てにしていた農家には

手作業による受粉を強いる結果になっています。

昆虫と共存しなければ円滑な農業経営がおぼつかない

環境に立たされています。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし」ですね。
 
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