初夏の川 油絵 10号
お彼岸が近づいた頃に公園のイチョウの大木のテッペンが
少し薄黄色に色付いて、銀杏もそれとわかる色になって
いましが、1週間もすると、イチョウの木が遠くからでも
ツリーのように黄色く色付いて見えるようになっています。
この頃になると風のためかカラスが落としたのか、実が
落ちているのが見られ散歩に来た人が拾ってゆくのを
見かけますが、イチョウの実だけは、何の備えもなく素手で
拾ってポケットへ入れて持ち帰えれず、扱い難いものです。
月末に近づいた頃の早朝、驚いたことに夫婦らしい2人
連れがバケツを持って拾いに来ていて、バケツ2つ分は
一杯に、更にビニール袋を持って拾い集めていました。
商売人の人だろうと推測しましたが、いつの間にか、多くの
実を落とすようになっていたのです。
公園内には、あちらこちらにイチョウの木が点在しており
これからは山の木々の間にも黄葉したイチョウの木が
目に付くようになります。
昨年に公園の中に立って黄葉したイチョウの木を数えて
みた事がありますが、その場所からだけでも十数本あった
記憶があります。
多くの実を付ける木の中でも、小振りな実は拾う人も
少なく、先日の木の実は、近寄って確かめたことは
ありませんが、早朝から狙ってやって来るほどですから
多分、大粒で商売になる品質を備えているのでしょう。
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