花と青い花瓶 油絵 10号
かかった時に、実が4個付いている葉先まで10cmほどの
オガタマの小枝を拾いました。
昨年は、丁度、10数メートルもある大木で、葉が茂っている
樹上は見通せませんでしたが、カラスがやってきていて
実をついばんでいるようでした。
根元に、食べた後の実の殻が散らばっていて、2~3羽は
いるようですが、ざわめきだけが伝わってきます。
もともとオガタマには多くの実が付かず、下から見上げても
実の姿は確認できません。
暫らく様子をうかがっていると、小さな枝に殻の一部が
食いちぎられた実と完形を備えた実が2つ付いた状態で
目の前に落ちてきたのを持ち帰りました。
オガタマの実を手にとって目にしたのは初めてでした。
巫女が神楽舞のときに手にする鈴の原形であることからも
オガタマの木は、神木として取り扱われています。
中国原産で、江戸時代に渉って来て後、神社などを
中心に植えられたようです。
招魂と書いてオガタマと読ませますが、熊野三山の熊野
速玉大社では、梛(ナギ)と並んでオガタマノキは神木として
扱われています。
先日、拾って来たオガタマの実は、10日ほど経ちましたが
殻がはぜて来て、濃いピンク色の実が顔を出しています。
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