どうなる高速道路の無料化

赤い花畑と青い山脈　　油絵　　１０号




シルバーウィークの連休中は、高速道路の利用者が

非常に多かったようで、期間中を通して、各所で２０Ｋｍを

越える渋滞が発生していました。

実際はしてみて、家族が乗る車が非常に多くあったことと

料金支払ゲートが普段に比べて、ガラガラであったことが

特に目に付きました。

幸いに天候にも恵まれていたこともありますが、高速利用者の

急増で、渋滞が５０Ｋｍを超える状態が続いているニュースを

見ていると、無料化の影響力の強さに驚かされます。

民主党が公約に掲げた高速道路の無料化が及ぼす

経済的な影響に加えて環境問題、地球温暖化問題など

関連する課題が浮かび上がってきており、無料化反対の

声も無視できない状況です。

高速道路の競合するＪＲなどの鉄道やフェリーの利用客の

減少の問題。

人気のある観光地や交通の要所での渋滞による問題。

世界的な課題になっている地球温暖化ガスの削減との

関連の問題。

特に、西欧からは、高速料金などは逆に値上げするのが

排ガスの削減に備える対策としては堂道であるのに

無料化して利用を煽るのは逆行するとの批判があります。

流通コストや利便性などのプラス面の検証も必要です。

完全無料化を急ぐ前に、慎重に総合的な検討による

無料化実施への備えが欠かせません。

　「備えよ常に！　備えあれば憂いなし」ですね。
　
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