アンスリウム 油絵 10号
動物の世界を題材にした番組で出てくるイノシシの子供の
ウリ坊は、可愛さでは人気のトップクラスです。
山の山荘で、大きな親のイノシシに付いて餌をねだりに
出てきたウリ坊に出会ったことがありました。
数頭が何の警戒心もなく、ちょろちょろと走り回りながら
戯れている姿は、実に可愛いものです。
最近は、イノシシの数が増えすぎて、餌を与えることは
禁じられていると思いますが、生息数が増えている上に
温暖化の影響だけではないようですが、生息地が本土の
北へ北へと広がっているといわれています。
食肉を得るための狩猟が、今では駆除のための狩猟に
なってきています。
猟をする漁師の高齢化と人数の減少で、近年は駆除が
追いつかず、イノシシの生息頭数が増える一方です。
作物の食害防止に備えて農家が罠を仕掛けていた
時期もありましたが、罠の使用に制限が加わってからは
一段と増加が激しくなっているのが判ります。
この時期に森の道を歩くと道路脇が至る所で好物の
ミミズを探して槌を掘り返した跡が目に付きます。
防御柵の備えのない畑は勿論のこと、草原や芝生までもが
鍬で耕したかのように掘り返されている場所があちこちで
目に付くようになりました。
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