ハワイの夕日 油絵 10号
恐竜が栄えていた中生代にはシダなどと共に、イチョウも
大いに栄えていたことが判っています。
この頃のシダなどの植物は石炭となって出土しますが
化石の状態でイチョウが出土する事があり、現在以上に
多くの種類(属)のイチョウが地球上で栄えていました。
植物だと言えます。
当時の種、ギンナンは現在のように強烈な臭いを放って
いたかは判りませんが、この臭いも長寿につながる
秘密が隠されているのかも知れません。
人里近くの林や森の中でタヌキが糞貯りを作りますが
この中にギンナンが混ざっている写真を見ましたが
悪食のタヌキはこの強烈な臭いを物ともせず食べるようです。
そのほか、アライグマも食べるそうですが、カラスが
食べると言う話もありますが、多分、匂う種皮ではなく
種の美味しい所を食べるのでしょう。
車や人に踏まれて割れたギンナンの中身を食べている
場面を見て、匂う種皮と共に食べるとされたのでしょう。
含んでいる酪酸が臭いの源だそうですが、この臭いを
備えていることでギンナンが一般の動物には食べられずに
残り次の世代に生命をつないで来たようです。
タヌキのような悪食の動物が中世代からイチョウの木の
育つ周辺に存在して来たのかも知れませんが、そんな
不安定なことでは2億年も生き延びられなかったでしょう。
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