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2009年10月21日水曜日

富士山が爆発?

赤いアステイルベの花  油絵  10号



かって富士山が大爆発をすると予報する本が出版されて

日本中に大センセーションを引起したことがありました。

本を書いた人が元気象庁の予報官であっただけに、真実性が

高いのではと感じて、予報された時期には噴火に備え

旅行や遠出を控える人までありました。

1983年の9月のある日に、台風の接近などで気圧が

下がることが引き金になって噴火が引起されるという

内容でしたが、結局、その時期が過ぎても噴火の兆候が

なくて、安心する人もあれば、いい加減なことを言う予報官だと

マスコミに袋叩きにされていました。

しかし、今、現実味を持っている異常が富士山の地下で

起こっているという報告記事がありました。

10月初旬の火山噴火予知連絡会の定例会合で報告

された内容では、富士山の周辺に設置されているGPSの

山梨県富士吉田市と静岡県富士宮市の間が、去年8月

以降に2センチメートルほど伸びており、これらの異常から

富士山の地下15Km付近で、マグマの移動で東京ドームの

8個分にも相当する1000立方メートルほどの膨らみが

生じていることが判りました。

その後も特別な異常が認められていないため、今すぐに

噴火に結びつくものではないが、注意深く監視を続けると

報告されています。

噴火災害に備え準備態勢だけは怠るべきではない

状況にあることは確かです。

 「備えよ常に! 備えあれば憂いなし」ですね。
 
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