赤いアステイルベの花 油絵 10号
かって富士山が大爆発をすると予報する本が出版されて
日本中に大センセーションを引起したことがありました。
本を書いた人が元気象庁の予報官であっただけに、真実性が
高いのではと感じて、予報された時期には噴火に備えて
旅行や遠出を控える人までありました。
1983年の9月のある日に、台風の接近などで気圧が
下がることが引き金になって噴火が引起されるという
内容でしたが、結局、その時期が過ぎても噴火の兆候が
なくて、安心する人もあれば、いい加減なことを言う予報官だと
マスコミに袋叩きにされていました。
しかし、今、現実味を持っている異常が富士山の地下で
起こっているという報告記事がありました。
10月初旬の火山噴火予知連絡会の定例会合で報告
された内容では、富士山の周辺に設置されているGPSの
山梨県富士吉田市と静岡県富士宮市の間が、去年8月
以降に2センチメートルほど伸びており、これらの異常から
富士山の地下15Km付近で、マグマの移動で東京ドームの
8個分にも相当する1000立方メートルほどの膨らみが
生じていることが判りました。
その後も特別な異常が認められていないため、今すぐに
噴火に結びつくものではないが、注意深く監視を続けると
報告されています。
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