凱旋門のある通り 油絵 10号
地球上で5人に1人が飢えと戦っているとの記事があり
ましたが、日本では食材がゴミとして捨てられる比率が
減ってきてはいるとは言っても、まだまだムダに捨てられて
いる比率が小さくはありません。
削減に備えた 取組を進めているところも少なくありません。
農水省の2006年度の調査によると、一般家庭では
食品のロス率は4.1%で、食べ残しは1%そこそこと
なっていますが、依然として宴席での食べ残しは高率です。
特に結婚披露宴では22。5%、宴席では15.2%もの
ご馳走が食べ残されています。
こうした食べ残しを世間体を気にせずに持ち帰られるように
持帰り用の箱を普及させる運動が伝えられていました。
その名も、飼い犬のために持ち帰るところから、「ドギー
バッグ」とよばれています。
最近は、政府からの指示で可なりムダはなくなりましたが
中国での接待の宴会の料理のムダは相当なものでした。
客のもてなしに備えてテーブルに並べきれず、サブテーブル
まで持ち出すほどの料理を準備することが一般的でした。
10数年前の台湾でも同様で、宴の後、一人の社長が
家族を飼い犬に見立てて、犬に食べさせるからと容器を
準備させると、同席者の中からも、うちでは犬が残業して
いるから持って帰ってやろうと同調して、大笑いになった
ことがありましたが、最近は日本以上にドギーバッグが
一般化しているようです。
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