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2009年10月29日木曜日

ドギーバッグ

凱旋門のある通り  油絵  10号



地球上で5人に1人が飢えと戦っているとの記事があり

ましたが、日本では食材がゴミとして捨てられる比率が

減ってきてはいるとは言っても、まだまだムダに捨てられて

いる比率が小さくはありません。

レストランや食堂では食材のムダやゴミの

削減に備えた 取組を進めているところも少なくありません。

農水省の2006年度の調査によると、一般家庭では

食品のロス率は4.1%で、食べ残しは1%そこそこと

なっていますが、依然として宴席での食べ残しは高率です。

特に結婚披露宴では22。5%、宴席では15.2%もの

ご馳走が食べ残されています。

こうした食べ残しを世間体を気にせずに持ち帰られるように

持帰り用の箱を普及させる運動が伝えられていました。

その名も、飼い犬のために持ち帰るところから、「ドギー

バッグ」とよばれています。

最近は、政府からの指示で可なりムダはなくなりましたが

中国での接待の宴会の料理のムダは相当なものでした。

客のもてなしに備えてテーブルに並べきれず、サブテーブル

まで持ち出すほどの料理を準備することが一般的でした。

10数年前の台湾でも同様で、宴の後、一人の社長が

家族を飼い犬に見立てて、犬に食べさせるからと容器を

準備させると、同席者の中からも、うちでは犬が残業して

いるから持って帰ってやろうと同調して、大笑いになった

ことがありましたが、最近は日本以上にドギーバッグが

一般化しているようです。

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