2016年に、世界保健機関(WHO)が南北アメ
リカについて、土着のウイルスによる感染が
ない「排除状態」になったと認定した。
しかし、ワクチン接種を拒否する一部の人や
宗教上の理由などでワクチンを接種しない
人たちの間で感染は続いていた。
こうした人たちの間を中心に、2014年には
667人、去年は372人の患者が報告されていた。
疾病対策センター(CDC)は、2月7日までに
確認された感染患者が100人を超えたとして、
ワクチンの接種を呼び掛けている。
一方の日本では、年初から2月3日までに、
既に148人の感染患者が報告されている。
国立感染症研究所の説明では、麻疹ウイルスは
空気感染(飛沫核感染)、飛沫感染、接触感染と
様々な形で感染が広がり、また、極めて強い
感染力を備えている。
感染すると、10~12日間の潜伏期を経て発症、
カタル期(2~4日間)、発疹期(3~5日間)、
回復期へと至る。
麻疹ウイルスそのものによるものだけでなく
合併した別の細菌やウイルス等による感染症が
重症化する可能性もあり、その中で麻疹肺炎は
比較的多い合併症で、麻疹脳炎とともに二大
死亡原因といわれている。
先進国であっても麻疹患者約1,000人に1人の
割合で死亡する可能性がある。
わが国においても、2000年前後の流行では
年間約20~30人が死亡している。
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