2019年11月2日に噴火した薩摩硫黄島は、
7300年前に巨大噴火したをした鬼界カルデラの
外輪山のうち、竹島と硫黄島が海面上に出て
おり、硫黄島の活火山の硫黄岳は標高703・7m。
カルデラは東西約21km、南北約18km楕円形で、
約7,300年前の噴火で形成された内側のカル
デラと、それ以前に形成された外側のカル
デラとの二重になっている。
カルデラ底部の水深は400-500m、海底には
多数の海底火山が残る地形になっている。
7300年前の巨大噴火では、火砕流は九州南部を
覆いつくし、一部は山口県にまで達している。
西日本、特に九州の先史時代から縄文初期の
文明も、この噴火で絶滅している。
霧島市の上野原台地では埋没した大規模な
遺構が発掘されている。
噴火による火山灰や岩石が高温ガスと一体と
なった火砕流は九州南部へ、また火山灰は
東北地方まで達し、堆積した火山灰はオレンジ
色の地層とり、時代判定の基準となっている。
火山灰に覆われた面積は約200万km2、体積は
約100km3にもなる。
偏西風にのって東北地方まで到達した。
降り積もった灰の層は、九州南部では地下の
比較的浅い場所では厚さ約1mの層となって
おり、四国、中国地方西南部および紀伊半島に
おいても層として確認することができる。
琵琶湖でも3~5cmの厚さで堆積している。
この明確に識別できる層は、アカホヤ層という。
近年の鬼界カルデラの海底調査で、巨大な
溶岩ドームの存在が明らかになっており、
再噴火すれば破局的噴火につながるとされ、
大学などにより噴火につながる前兆などの
存在なども含めた調査が続けられている。
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