マダニが媒介する病原体のリケッチアの
日本紅斑熱による死者が、2019年9月末時点
では、石川、福井、滋賀、三重県のラインが
北限とみられていたのが、10月に突如、茨城県
土浦市で73歳の男性が発症して死亡した。
病原体を媒介するリケッチアを持つマダニの
生息地が、関東までの広範囲に広がっている
可能性が高まっている。
2013年1月に日本国内初の患者が確認されて、
中国で2011年に発表された新しいウィルスに
よるダニ媒介性のマダニ媒介性感染症の重症
熱性血小板減少症候群(SFTS)の患者とされた。
その後の調査で、中国国内や韓国のSFTS
ウイルスは、日本のSFTSウイルスとは、
遺伝子レベルで僅かに異なることが判明した。
このことから、最近になって中国から入って
きたものではなく、以前から日本国内に存在
していたことが分かったが、性質は同じ。
日本国内には、47種のダニが生息するが、
SFTSV遺伝子を備えているマダニは、フタ
トゲチマダニ、ヒゲナガチマダニ、オオトゲ
チマダニ、キチマダニ及びタカサゴキララ
マダニなどが確認されている。
SFTSウイルス(SFTSV)に感染すると6日〜
2週間の潜伏期を経て、発熱、消化器症状
(食欲低下、嘔気、嘔吐、下痢、腹痛)が多くの
症例で認められ、その他頭痛、筋肉痛、意識
障害や失語などの神経症状、リンパ節腫脹、
皮下出血や下血などの出血症状などを起こす。
致死率は6.3〜30%と報告されているが、
有効性を備えた薬剤やワクチンはない。
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