中国甘粛省疫病予防センターは、10月10日、
同省酒泉市アクサイ・カザフ族自治県で
9月27日に肺ぺストと疑われる感染者1人が
見つかり、同日に患者が死亡したと発表した。
11月14日、中国の医療当局は、内モンゴル
自治区シリンゴル盟の住民2人が、北京市
朝陽病院で肺ペストと診断されたと発表し、
うち1人が重体だという。
2人の居住地区では、今年8月14日、17日、
20日と25日に、動物からペストの病原菌
12株を相次ぎ検出した。
このことから、ペスト菌が動物の間では
すでに広く流行しているとされている。
インターネット上では、北京市内の別の
2つの病院で、新たな患者が出ているとの
情報が広まり、北京市医療当局である衛生
健康委員会は同日、緊急声明を発表して、
「市内で新たな肺ペスト感染例は確認されて
いない」するなど対応に追われた。
肺ペストはペストの1種類で、ノミや小動物に
よって感染が広がり、感染者に高熱、頭痛、
悪寒、嘔吐、筋肉痛などの症状が出る。
中国各地では、1900~49年に肺ペストが
流行し、推計102万8000人が死亡した。
14世紀には、欧州で歴史的な大流行があった。
感染拡大に備えた十分な対応ができなかった
時代であったために、欧州総人口の3分の1に
あたる約2500万人がペストで死亡した。
備えよ常に! 備えあれば憂いなし
健康と安心のメタボへの備えは?
0 件のコメント:
コメントを投稿