オーストラリアの東岸南部のニューサウス
ウェールズ(NSW)州各地では、10月から
大規模な森林火災が相次いでいた。
11月8日から9日に掛けては、高温に強風が
重なり、火災が大規模化し、過去最多となる
17ヶ所で緊急警報が発令された。
11日には、NSW州と北部のクイーンズランド
州に、非常事態宣言を発令され、高温と強風の
予報が出ている12日を前に、火災のリスクが
高いと判断された地域に避難指示が出された。
燃え盛る山火事の火の手は、12日にはシドニー
郊外の15Kmにまで迫った。
この日の気温は35度、風速が時速80Km
(平均秒速22・2m)の強風に煽られた火の手は
NSW州各地で燃え盛り、森林火災の数は、
約100ヶ所から約300ヶ所にまで拡大し、
600以上の学校が閉鎖された。
3000人の消防士が、同州北部沿岸で約1000
Kmにわたる森林火災の消火活動に当たった。
南半球のオーストラリアでは例年10月ごろ
から本格的な夏を前に気温が上昇し、乾燥が
続くため森林火災が起きやすい状態になる。
シドニーの内陸部には国立公園が広がる。
コアラが棲むユーカリ林では、油の成分を
多く備えるユーカリの木は、一旦火が付くと
火勢が強くなり、火災が拡大しやすい。
10月末には、コアラの生息地の森林で2000
ha以上が焼失し、350匹以上のコアラが焼死
した可能性があると伝えられている。
2018年の夏は、観測史上最も暑い夏となり、
近年は毎年大規模な森林火災が発生している。
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