日本では、影響を受ける中国の大気汚染に
関心が向いていたが、汚染状態では北京市と
同程度にインドの首都ニューデリーの大気
汚染状態が深刻だった。
中国では、中央からの大気汚染改善に備えた
強い指示や命令で著しい改善を見せているが、
インドでは改善が全く進まない状態だという。
13億人の人口を擁するインドでは、中国と
同様に、都市への人口集中が甚だしい。
世界保健機関(WHO)の報告では、世界で最も
汚染された15都市のうち、14都市をインドの
都市が占めている。
インド国内では、深刻な肺疾患を訴える
患者数は25%増え、ヒンズー教の祭りの
[ディワリ]の後には更に増加するとされる。
健康に危険性を備える微小粒子状物質の
[PM2・5]の濃度レベルば最低基準値の24倍に
達する時もあるというから尋常ではない。
汚染原因の大きな要因の一つが、伝統的な
農作業方法の野焼きがある。
特に、収穫後の冬季にかけては、PM2・5の
26%から50%を野焼きが原因だとされる。
インドでも、中国に倣って大気汚染レベルを
4段階に分けて、それぞれの汚染度に応じた
行動対策や対応を定めているが、中国ほど
管理の成果が出ていないという。
対応例として、空気質指数が300を超える
日が何日も続いてから、ようやくレベルに
対応した機能が発動し、400を超えてから
対策をとり始めるという認識の低さが原因。
備えよ常に! 備えあれば憂いなし
健康と安心のメタボへの備えは?
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