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2008年10月31日金曜日

早そうな紅葉

花のある緑の花瓶  油絵  10号



例年ならば、12月の初めまで花が残るハギがすっかり

花を落としてしまい、緑一色になってしまいました。

ナンキンハゼの紅葉は未だ少し先になりそうですが、

サクラは紅葉した葉をどんどん落としています。

イロハモミジなども、2~3分の紅葉を見せている木も

多くあり、例年よりは早い紅葉になりそうです。

アルプス周辺の素晴らしい紅葉を紹介するテレビ画面に

いつも感嘆の声を上げるのですが、それでも長年紅葉の

状況を観察している人の話では、ムラがあるようです。

紅葉には条件があって、葉が育つ時期には、充分な

雨があること。

夏には、やはり充分な日照があることと、水枯れが

起こらない程度の雨量があること。

日照によって、葉には秋の紅葉に備えた色素(アントシ

アニン)が造られて、蓄えられるからです。

そして、紅葉の条件の最後は冷え込みだとされています。

この条件に当てはめて今年の紅葉の状況を予測すると

住んでいる周辺の紅葉は、やや期待外れになりそうです。

夏の日照が厳しかった上に雨も比較的少なかったために

モミジの枝先が枯れているのが多く目につきました。

秋風が吹き始める9月初めに、早々と一枝だけが紅葉を

始めている木も、あちこちで見られてワンポイントの

紅葉を楽しむ人の姿も。

どうやら今年は、冷え込みが本格化しだすと一気に

紅葉が加速する、楽しみの短い年になりそうです。


2008年10月30日木曜日

背高のミヤギノハギ

子供達の音楽会  油絵  10号





ハギで有名なお寺を回ってみると、10月の半ばにも

なると、ほとんどが花を散らしてしまって、残り花が

所々に見かけられる程度です。

お寺の境内に30m程に渉って植えられているハギも

緑の葉だけになってしまって、これから咲くのかなと

勘違いをしてしまいそうでした。

散歩で通りかかる家の庭のハギは、植木の高さを

遙かに超して、高い部分では3mはありそうです。

それも枝先きの方が枝垂れていますから、全長では

4mにもなろうかという「大木」です。

丁度、今が満開を過ぎて、花びらを散らしている落花

盛ん、という時期です。

風に枝を揺らせながら周辺に濃いピンク色の花びらを

散らしていて、道路の上にも花絨毯が出来ています。

形から見れば、ミヤギノハギのようですが、他のハギの

仲間よりも成長力を備えているので、どこかの植物園

では、トンネルに仕立てているニュースがありました。

この木を見ていると、それも納得できる成長ぶりです。

もともとは、宮城県の宮城野で自生していたハギだそう

ですが、3mや4mの大きさで群生していたら、見通し

の効かないブッシュでしょうね。

ミヤギノハギは想像通り、宮城県の県花に指定されて

いて、シンボルマークもハギの葉をデザインしたもの

だそうでした。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし」ですね。
 
 安全と安心の非常持出袋の準備は?



2008年10月29日水曜日

オガタマの木

水牛の音楽隊  油絵  10号


神が宿る木として古来から神木とされてきた木に、オガ

タマの木があります。

招霊木と書いて、オガタマノキと読む、とのこと。

招霊のオギタマが訛って、オガタマになったそうです。

熊野大社では神木として、柵なども備えて大切にされて

います。

近くの山では見かける機会もありませんが、多くの神社

の境内には、よく植えられています。

先日訪れた神社の境内にも、大きく育ったオガタマノキ

があり、木を眺めたり、苔に覆われた根元を見ていました。

縄で囲われた木の周辺には小枝や葉が散らばって

いましたが、中にビー玉ほどの実が二つ並んで落ちて

いるのが見えました。

もしやオガタマの実では、と拾えないかなと思い、手を

伸ばそうとしたその時に、パサッと音がして、木の実が

落ちてくると共に、気がつかなかった樹上からカラスが

2羽飛立ちました。

カラスが実を食べていたのです。

落ちてきた実は3個が枝についていて、一つは半分に

割れて、中の実はカラスが食べてしまっています。

木の下の方に実がついていないか探しても、見つかり

ませんでしたが、きっと木のテッペン付近くには実が

沢山付いているのでしょう。

巫女さんが振る鈴の形が、このオガタマノキの実の付く

形に似せているといいますから、落とすなら1房落として

くれればなあ、と思ったものでした。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし」ですね。
 
 安全と安心の非常持出袋の準備は?

2008年10月28日火曜日

月下美人の花

子供達の四重奏  油絵  10号


晴れた日曜日の午後、普段は通らない道を抜けて

小用から、植木や花などを眺めながら帰りました。

途中の一軒のお家の玄関脇に、高さが1mほどの

月下美人の鉢植えが置かれていて、蕾が一つ、少し

垂れ下がった形で取り付いていて、途中から水平方向

に折れ曲がって突き出しています。

蕾の先は、固く閉じていて、開花までは、まだ時間が

ありそうに見えました。

2~3日後テレビで月下美人の話があり、今夜開花する

と言われてもらった蕾の開花に備えて、寝ずの番を

する話が紹介されていました。

夜半に膨らんだ蕾が開きだして、開花するまでの時間が

僅か30分ほどの間だったということでした。

朝には、既に萎んでしまったといいます。

その話で、日曜日に見た蕾が気になりました。

翌日は時間がなく、昨日の早朝に、念のためにデジカメ

を持って様子を見に出かけました。

蕾が固く思えたので、未だ開花してはいないだろうとの

思いが強く在ったのですが、結果は外れです。

鉢は、玄関脇に片付けられていて、既に花は開花を終り、

首は力なく下に垂れていたのです。

テレビ番組のあった、丁度その日の夜に開花したの

かも知れませんが、夜の女王にお目に掛かるのは

容易ではないようです。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし」ですね。
 
 安全と安心の非常持出袋の準備は?

2008年10月27日月曜日

尻尾の花

雪渓の雷鳥  油絵  10号


街の中を外れて、住宅街を通り、畑があるところまで

歩いてゆけば、3ヶ所以上、いやそれ以上に、この時期

にはアメジストセージの花に出会うことができます。

花の色は、薄いブルーから、濃い紺色まで、また花の

形も、少し違いがあるようです。

中には、香りを放っている花もあり、それぞれに個性を

備えている花なのですね。

名前が、アメジストと宝石の名前をもらっているところを

みると、かなり人気度の高い花なのでしょう。

ハーブの仲間なので、それなりに香りも備えた花で

香りを楽しむ目的もあって、植えている家が多いと

聞き、納得しました。

秋の明るい日差しを浴びて、ネコや尾長ザルが尻尾を

立てて、行列をしているように花の茎が突き出ている

様子も面白いです。

家の軒下に沿って、このアメジストセージが一面に

咲いている家がありました。

意図的に、この花で空き空間を埋めたのか、繁殖力が

強くて広がったのかは判りませんが、畑の片隅に咲いて

いる花の姿を見ると、大きな株になっています。

条件さえ合えば増える、育てやすい花なのでしょう。

もし、容易に増えるのであれば、セイタカアワダチソウに

替わって、秋の野を埋めて欲しい気もします。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし」ですね。
 
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2008年10月26日日曜日

カキのご馳走で夕食パーテイ

満月とふくろう  油絵  10号





10月ともなると柿も熟してきて、住宅街でみかける柿

の木にも、黄色く熟した柿の実が目に付きます。

日曜日の夕暮れ近くに、家の近くに来るとカラスの騒が

しい声が辺りを包んでいます。

周りを見渡して驚きました、数十羽を越えるカラスが

集まってきているのです。

周辺の屋根や電線に止まって、お互いに鳴き交わして

あちこちへと移動して騒いでいます。

その中の一軒の家の庭にある柿の木には、10羽ほど

のカラスがバタバタと羽根を動かしながら、盛んに柿の

実をついばんでいるのです。

「みんなで渡れば」ということでしょう、追い払う人も

居ないことを良いことにして、狼藉三昧のひとこまでした。

山へ帰る前に、幾つかのグループが集まって、夕食の

ドンチャン騒ぎをやっていたのでしょう。

柿農家などでは、カラスに備えて、大事な実が傷つけ

られないよう、ネットを被せている所もありますが

これほどの集団で襲われると効果は疑問です。

散歩で通る山裾の広場に集まるカラスはざっと300羽

は居ますが、歩いている直ぐ近くの周りの木に群れて

私をけん制するかのように、互いに鳴き声を交わしたり

追いかけっこをしたりして、身体の直ぐ近くを飛び回られ

ると、思わず怯んでしまい、ヒッチコックの映画の場面

の情景を思い起こさせられることになります。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし」ですね。
 
 安全と安心の非常持出袋の準備は?

2008年10月25日土曜日

稲刈りの進む田んぼ

欄干と紅葉  油絵  10号




晴天が続いた週明けに車窓から見る田んぼは、既に

刈取りが終わったところが半分ほどあります。

昔のように、ハサ掛けするところもなく、また、藁は

切り刻んで肥料にしているために、風情が大きく変わって

しまっています。

唯、何も無い広がりが残っているだけです。

そんな中で目に付くのが、休耕田や空き地に生える

セイタカアワダチソウの、ヤケに黄色い花の群れです。

それでも、畑の一角や農家の庭先にある柿の木に

熟してきた実がある姿には、昔からの日本の秋の姿を

見ることが出来てホッとします。

刈り取り後に、脱穀に備えて、モミを乾燥させるために

田の一角にはクヌギやコナラなどの木がハサ用に

植えられていましたが、都市周辺の田では、見かける

ことも無くなってしまいました。

街の通りで、小さなヤマガキの実が付いて枝を紙に

包んで持っている人にすれ違いました。

以前に、実がついたカキの枝を山積みしている花屋さん

を見かけたことを思い出しました。

すれ違った女性も、食べるのではなく、生花に使うの

でしょう。

ヤマガキは渋くて食べられないようですが、子供の頃

小さな丸いカキの実で、オチョボガキと呼ばれていて

丸かぶりして食べたことがあったものです。

 「備えよ常に! 備えあれば憂いなし」ですね。
 
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2008年10月24日金曜日

フジバカマ

マダガスカルの夕日  油絵  10号





  萩の花  尾花 葛花  瞿麦(なでしこ)の花

     女郎花 また藤袴  朝顔の花
             (巻八ー 1538)

山上憶良が呼んだ秋の七草の歌ですが、散歩やハイ

キングをしていて、どうしても見つからないのがフジバ

カマの花です。

朝顔の花は、今ではキキョウが定説になっています。

どれも畑や庭などに植えられていたり、クズやススキは

土手へ行けば見られますが、フジバカマだけは探しても

見つからないのです。

昔は、キキョウなどと同じように、池や川の土手などで

咲いているのが見られたようですが、今では絶滅に

備えた準絶滅危惧種という部類に指定されていて、

保護が必要な草花になってしまっています。

こうなれば、心無い人は、独り占めにしようと根こそぎ

持ち帰ったリするので、自然に生えている花がある

地域の人は、保護活動に苦労するようです。

保護への協力を求める立て札を立てると、反ってその

ことが、裏目に出ることがあるので、フジバカマの存在を

知らせることもよくないようです。

保護運動をしている人たちが、気を付けて監視をして

いたのに、護岸工事に来た人が知らずに大半を駄目に

してしまったと、嘆いている報道もありました。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし」ですね。
 
 安全と安心の非常持出袋の準備は?

2008年10月23日木曜日

タロイモで世界記録

山の黄葉   油絵   10号



今年は国際イモ年です。

食糧危機が叫ばれる中、今一度、食糧としてイモ類の

重要性を考えようという主旨でもあるのですが、その

イモ年に相応しい話題が、北京オリンピックでジャマイカ

の、ウサイン・ボルト選手が出した世界新記録です。

生まれ育った地域ではタロイモが主食でした。

イモが主食で成長したウサイン・ボルト選手が信じられ

ないような大記録を出したことで、タロイモが話題になり

イモの持つ栄養価が見直されることになったのです。

タロイモは、日本で栽培されているナガイモに近い仲間

らしいですが、日本では、芥川龍之介の芋粥に登場する

山芋がありますが、山芋も当時からは特別な食べ物で

在ったようです。

インドネシアなど東南アジアで栽培されているイモに

環境の悪い痩せ地でも育つキャッサバがあります。

ただイモや葉などには毒素があって、そのまま食べる

ことは出来ませんが、過熱すれば食べられます。

飢饉のときに備えた食糧として植えられていると言い

ますが、副食として日常的に料理して食べられています。

毒があるとはいえ、キャッサバも人々の生活に取り

込まれていて、食べてみると特に変わった味がすると

言うほどのものでもありません。

ウサイン・ボルト選手の食生活から、日本人のコメ離れ

が運動能力や耐久力の低下に繋がっていると説く

研究家も居ますが、国際スポーツ競技で、近年日本の

実力が落ちていることをみれば、あながち的が外れて

いるとは言えないと思えますが、さて。

 「備えよ常に! 備えあれば憂いなし」ですね。
 
 安全と安心の非常持出袋の準備は?

2008年10月22日水曜日

カラスの終礼集会

白樺   油絵  10号




雑用に時間を取られて、いつもの時間帯よりは、可なり

遅くなってから散歩にでました。

街や周辺の田畑から、三々五々カラスたちがねぐらへと

急ぐ時間帯です。

既に、いつものカラスたちの集会所の公園の斜面には

先に帰ってきたカラスたちで賑わっています。

周辺のお寺の屋根のあちこちにも、それぞれのグルー

プを作ったカラスたちが、会話を楽しんでいます。

周囲は、今日のご馳走の話や冒険の話、或いは明日の

行き先などに備えて情報交換をしているのでしょう。

てんでに大声で話し合う会話や掛け声で大変な騒々し

さで包まれています。

お寺への石段を上がるり振り返ると、秋の太陽が茜色

の幕を引いて、遠くの山の尾根に掛かるところでした。

今日の入日は見逃せないとばかり、数人の人がカメラ

を構えて、それぞれにシャッターチャンスを狙っています。

雨の日や雲の多い日が続いた後なので、入日フアンに

とっては久しぶりの日の入りになったようです。

願っても無いチャンスにめぐり合わせたひと時を、人々

と共に楽しみ、お寺を後にしました。

日が落ちると、一気に夕闇が迫ってきますが少し回り

道をして、サクラやマツの多い林を抜けて帰ることに

しました。

林の2,3ヶ所に数羽づつに分かれたカラスガ、じっと

私の方を見つめているのに気付き、びくっとしました。

このカラスたちは、今夜はこの林をねぐらに決めて

いたのでしょう。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし」ですね。
 
 安全と安心の非常持出袋の準備は?






2008年10月21日火曜日

暑いのか寒いのか?

ヤシの木と夕日  油絵  10号








暑さ寒さも彼岸まで、と昔から言われて来ていますが

今年はどうだったのでしょうか。

夏の間の暑さは格別で、早く涼しくならないかと、心待ち

にしていた人は多かったことでしょ。


お彼岸が過ぎて、気分的には、涼しくなるんだとの期待も

あり、言葉通り涼しくなったようには思えますが、10月

の半ばだというのに、未だ日中の気温が25度前後もあり

Tシャツで充分過ごせます。

10月に入れば、衣替えで、服装も変わり、下着類なども

合いから冬物へと寒さに備えた準備をするものですが

今年は、もう衣替えをしなければといいつつ、先延ばしに

なっているお家も多いことでしょう。

一般的に、裸になって、肌寒さを感じるかどうかの境目は

18度ぐらいだといいます。

地域差などはあるにしても、これからすれば、最低気温

が12度になったり17度になったりはしても、日中の

気温が連日、20度を超えていると、上着を着て外出を

するには暑すぎるでしょう。

ブーツ履いたり、皮のコートを着たりしている若い女性を

時折車中で見かけますが、昨夜は納得でした。

一日秋晴れであったのですが、夕刻からの冷え込み

方が急激で夜も8時を回ると、とても昼間の半袖姿では

過ごせなくなります。

帰宅する時間のことを考えれば、皮のジャンパーも

ブーツも離せない季節になっているのですね。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし」ですね。
 
 安全と安心の非常持出袋の準備は?




2008年10月20日月曜日

山の尾根の風車

東尋坊  油絵  10号




初秋の一日、車で鈴鹿山脈の麓の山里にある温泉を

目当てにドライブをしました。

道路脇の木々は未だ秋の装いには早く、黄葉までは

時間がかかりそうです。

それでも、川辺や雑木林の周りにはススキが穂を出し

ていて、秋を感じさせてくれます。

山間を縫って続く道の先に、川沿いに少し開けた平野が

あり、一面に稲田が広がっています。

道沿いには、古墳の名前を記した標識が幾つか立て

られていて、この山間の小さな平野にも、この地を治め

ていた豪族が、それなりに力を持っていたことが判ります。

肥沃な土地であったことのほか、東海へ抜ける交通の

要路になっていたこともあるのでしょう。

小さいながらも前方後円墳があるということでした。

更に山手へ向かうと、遠く霞む山の尾根沿いに風力

発電の風車が数基見えます。

このような山奥にと思ったのですが、この辺りは風の

通り道になっているらしく、風力発電には適している

ようです。

周辺の集落への電力供給に備えた設備なのかは、判り

ませんが、自然からの恵みのクリーンなエネルギーの

利用は、積極的であるべきです。

あちこちでよく見かけると思うのですがそれでも、先進

国の中では、日本の風力発電への取組はベタ遅れで

世界の10位にも入るかどうかのレベルだといいます。

稲田も黄色く輝いていて、刈り取りも近いようです。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし」ですね。
 
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2008年10月19日日曜日

秋の田んぼ

花畑と青い山脈  油絵  10号


まだ西日が当る背中が暑い時間帯に30分ほどの先に

ある田んぼへ散歩にでかけました。

一つは、家の近くで朝から賑やかなスズメのグループを

近頃見かけなくなったので、多分稲穂が熟してきたので

移動しているのだろうと思ったことです。

それと野原の草花を写真に撮ろうと思ったことでした。

幸いに、日が傾くと共に暑さも和らぎ、あちこちと横道に

それながら田んぼのあるところまで行き着きました。

目的のノギクは見かけることが出来ませんでしたが

ツユクサやシランなどが咲いていました。

田んぼでは、試験刈りか、稲刈り機の侵入路に備え

刈取りをした一角がありましたが、本格的な刈り取りは

まだ少し先のようです。

髭のオヤジの顔が描かれた丸いスズメ脅しが、のんびり

と風に揺れていますが、余り効き目は無いようです。

農小屋や電線、また、田んぼに近い農家の屋根では

スズメのグループが帰り支度をしているのか、今日一日

の出来事のおしゃべりを楽しんでいるのか、3~4つの

グループをみることができました。

農道を一巡して帰り際に、電線に止まって鳴いている

モズに出会いました。

以前は秋になれば至るところでお目にかかったモズに

出会うのは、最近ではめったにないことです。

農薬の関係でバッタやイナゴが少なくなったこともある

でしょうが、秋にはやはり、モズの鳴き声は欠かせません。

 「備えよ常に! 備えあれば憂いなし」ですね。
 
 安全と安心の非常持出袋の準備は?

2008年10月18日土曜日

キンモクセイの花

残雪の富士山  油絵 10号




一斉にキンモクセイの花が咲き出しました。

散歩で住宅地の中を歩くと、各家の庭に必ずと言って

良いほど庭木に植えられているのではと思えます。

まるで、キンモクセイの甘い香りの香水を、通りに

振りまいているように、香りに包まれています。

古いお屋敷では、植木屋さんが入っていて小型の

クレーンを使ったり、大きな脚立を立てたりと、3人の

職人さんが剪定に余念がありませんでした。

毎年見事な花を咲かせて、通る人々を楽しませてくれる

サクラの木は、下枝が大きく切り落とされていました。

年代がたっているので、腐れもひどくなってきているの

でしょうが、道に垂れ下がって咲く花が、来年は少し

寂しくなりそうです。

サクラに並んで植えられているキンモクセイの花は

大きな球形になって、見事に咲いています。

オレンジ色のボールのように、花が一杯に付いています。

きっと、この家の主は、花心のある人だなとうれしく

なりました。

キンモクセイの花のシーズンに備えて、一足先に

刈り込みを済ませていたのです。

花の下を通り過ぎるときは、香りのシャワーを潜り抜ける

ようでした。

うれしい秋の香りのプレゼントです。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし」ですね。
 
 安全と安心の非常持出袋の準備は?



2008年10月17日金曜日

ハチ刺され非常薬

初夏の山川  油絵  10号





夏の終りには、カなどに射された後が腫れて、いつまでも

残るかゆみや化膿に備えて、幾つかの塗り薬を買って

来てはいますが、大した改善が見られません。

やむを得ず最近は、患部を叩いてかゆみを堪えるのが

最善の対処療法となってしまっています。

先日、この季節に多いハチに刺された時の対処法を

テレビでやっていましたが、子供の頃から、ハチに刺さ

れると、オシッコを付けるのが一番と信じていました。

実際、薬剤などの備えのないとっさの場合は、これが

最善策として、この歳まで実行してきたのです。

しかし、正解の選択の中では水で流すのが、もっとも

正しい応急処置法であって、オシッコはダメでした。

よく、山歩きなどのハイキングに出かけるので、これを

機会にハチ刺されに備えて塗り薬を買い求めにドラッグ

ストアへ行きました。

10種を超える虫刺され用の薬が並んでいますが、虫の

中にはハチは含まれないのか、ハチ刺されを対象とした

塗り薬はありませんでした。

店の薬剤師に訪ねると、ハチ刺されには抗ヒスタミンを

含んだステロイド軟膏が良いのだがとは説明するものの

ズバリの商品は無く、どうやら、患者として医者の元へ

行けば処方してくれるらしい。

予防や緊急対処に備えた薬は、ドラッグストアには

常置してなく、ただ一点、少しは含まれていると勧め

られた軟膏を買って、明日からの備えにしました。

なんだか割り切れぬ思いでした。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし」ですね。
 
 安全と安心の非常持出袋の準備は?



2008年10月16日木曜日

ハチクマを応援しよう

樹氷  油絵  10号



山や森の中でスズメバチを見かけたら、近くに巣が

あると考えて、刺激しないように行動することが大切です。

スズメバチは、色の識別はできず、黒と白の明暗で

ものを識別しているようです。

特に、黒色は天敵のクマを意識するのか、黒い色が

危険色です。

ハイキングなどの時は、黒い色のザックや帽子、シャツ

などは絶対避けるべきで、スズメバチとの遭遇に備えて、

出来る限り明るい白い色に近い色を選ぶことが必要です。

スズメバチに頭の周りを旋回された経験の或る人も

少なくないでしょう。

ふさふさとした黒髪をなびかせて、颯爽と歩くのはクマと

間違われやすい危険行為となりますね。

このスズメバチを好物としている生物が居るのには

驚きです。

鷹の仲間のハチクマです。

東南アジアから、丁度、ハチの活動期に日本に渡って

来て営巣するタカの仲間です。

大きな頑丈な足で蜂の巣を壊して、ハチの子を餌に

します。

地面に造られえた巣も掘り返して巣へ運び、雛の餌に

するのです。

襲われたハチは、くもの子ならぬ、ハチの子を散らした

ように逃げるそうです。

スズメバチがあの大きな針でハチクマを攻撃しても、

ハチクマの羽毛は硬くて、針が通らず、なす術がないと

いいますから、すごい鳥ですね。

どの山にも、里にもやって来て、営巣してくれれば、

スズメバチの被害も減ることでしょうがね。

 「備えよ常に! 備えあれば憂いなし」ですね。
 
 安全と安心の非常持出袋の準備は?

2008年10月15日水曜日

キンモクセイの花

桜並木の道  油絵  10号




一斉にキンモクセイの花が咲き出しました。

散歩で住宅地の中を歩くと、各家の庭に必ずと言って

良いほど庭木に植えられているのではと思えます。

まるで、キンモクセイの甘い香りの香水を、通りに

振りまいているように、香りに包まれています。

古いお屋敷では、植木屋さんが入っていて小型の

クレーンを使ったり、大きな脚立を立てたりと、3人の

職人さんが剪定に余念がありませんでした。

毎年見事な花を咲かせて、通る人々を楽しませてくれる

サクラの木は、下枝が大きく切り落とされていました。

年代がたっているので、腐れもひどくなってきているの

でしょうが、道に垂れ下がって咲く花が、来年は少し

寂しくなりそうです。

サクラに並んで植えられているキンモクセイの花は

大きな球形になって、見事に咲いています。

オレンジ色のボールのように、花が一杯に付いています。

きっと、この家の主は、花心のある人だなとうれしく

なりました。

キンモクセイの花のシーズンに備えて、一足先に

刈り込みを済ませていたのです。

花の下を通り過ぎるときは、香りのシャワーを潜り抜ける

ようでした。

うれしい秋の香りのプレゼントです。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし」ですね。
 
 安全と安心の非常持出袋の準備は?




2008年10月14日火曜日

スズメバチ

キスゲと青い山脈  油絵  10号



夏から秋にかけて、ハイキングに出かける人が増えて

来ると、毎年、1回や2回は、スズメバチに襲われた

ハイカーや遠足の子供達の事件がニュースになります。

森や山へ入るときは、スズメバチに攻撃されないように

充分な備えをしておくことが大切です。

先日も、ハイキングに出かけて、山裾にある観音堂を

訪れました。

お参りをしようと、お堂の前に立って、釣鐘を叩こうと

してびっくり、なんと、鐘の直ぐ横にスズメバチが巣を

造っていました。

うっかりと叩くとどのような結果になったかと、一人で

その後のことを想像してお堂を離れました。

高野山や柳生でもお寺や神社の本殿や拝殿に造られた

スズメバチの巣に出会っていますが、人気の少ない

このような場所は、スズメバチにとっては風通しも良く

行動しやすいので好都合なのでしょう。

反対に、集団でこのような場所に来ると、ついつい大声

で話したり、タバコを吸ったりということになりますが

スズメバチは、音や臭いに対しては攻撃的ですから

非常に危険な状態になります

ましてや、巣の横で鐘を撞くなどすれば、スズメバチに

挑戦状を突きつけたような状態になってしまいます。

スズメバチの巣を見つけたら、刺激しないようにして、

静かに離れることが最大の防御方法です。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし」ですね。
 
 安全と安心の非常持出袋の準備は?

2008年10月13日月曜日

豊葦原の瑞穂の国

雲海  油絵  10号





雨が近づいてきていましたが、車窓から見える田んぼ

黄色一色でした。

この雨が通り過ぎれば稲刈りのシーズンに入るのでは

と思われます。

やはり日本では、この実りの時期の田畑を見ることが

最も気持ちを豊かにしてくれます。

コメ余りだといっては、今年まで約40年間減反をし続け

て、既に減反率は50%に達しています。

しかし片方では、食糧自給率と共に食糧危機が口に

されるようななってきています。

しかし今や、国の意図する減反の計画は守られず

今年度の減反計画10万Haに対して、約3万Haほどの

過剰作付けが発生したと発表しています。

日本は瑞穂の国、コメがあっての日本であり、日本人です。

減反を廃止して作付けを自由にすれば、コメが20~

30%増えて価格は30%ほどさがるそうですが、コメを

加工食材や飼料、エタノール原料などに活用し、転作

に使っているマイナスの交付金をプラスの資金源と

すればよいとの説も最近は力を得ています。

食糧危機に備え、エネルギー資源の確保に備え

方策として、政治家に真剣に考えて欲しい課題です。

日本書紀の書かれた奈良時代から、日本は豊葦原の

千五百秋(ちいほあき)の瑞穂の国、イネの国である

ことを忘れずに、コメ作りを大切にしたいものです。

2008年10月12日日曜日

忙しい鳥たち

初夏の渓流  油絵  10号





秋の陽射しが西に傾きだす時刻になって散歩に出ました。

陽のある時間は未だ暑さが残っていますが、さすがに

夕暮れ近くなると、風が山手から涼しさを運んできて

街の中の空気に秋の気配が感ぜられます。

路地を通り抜けていると、路地から見る狭い空間を

大きな鳥が横切りました、

狭い視野なので、その鳥が殊更に大きく感じられましたが

アオサギの姿でした。

ネグラに帰るにはまだ早い時間帯です。

きっと、餌場を替えるために、別の池に向かっている

のでしょう。

町並みを抜けて田畑に近い茂みからは、モズの鳴き声

が聞こえてきました。

この辺りでモズの声を聞くのは初めてのことです。

昆虫やカエルの多く捉えられるこの時期に、冬に備え

ハヤニエ作りに忙しいのかも知れません。

池の辺までやってくると、やはりいつもは水辺近くで

銅像のように突っ立っているユーモラスなアオサギの

姿は見えませんでした。

替わりに常より多く、4羽のサギが水辺を歩き回って

餌探しに余念がありません。

サギと水面にいるカモを見ている、そのときに池の上を

1羽のときが速いスピードで横切って、池の先の高い木

のでしょう。茂みの方に消えました。

普段は見かけない鳥で、飛ぶ姿はタカの仲間のようです。

渡りに備えて、この辺りに集まってきているのか、仲間

たちの集合場所へ向かう途中なのかも知れません。

そろそろ渡りの季節が始まっているですね。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし」ですね。
 
 安全と安心の非常持出袋の準備は?


2008年10月11日土曜日

落ち始めたギンナン

一條の滝  油絵  10号



10月に入って、最初の台風が通り過ぎると、天候は

一気に秋の気配が強くなりました。

公園の芝生に露が光り、窓に結露が見られるほどに

冷え込む日もあり、9月とは違う秋の深まりを感じます。

夏の暑さの影響なのか、一枝だけを黄葉させたモミジ

が、ちらほらと目に付いていたのも、今では木全体が
少し色づいているものも見られます。

いつもの散歩のコース途中にある何本ものイチョウの

木にも秋がやってきたことを知らせるように、ギンナンが

落ちるようになりました。

通りかかる人が拾って変えることもあるでしょうが、今は

車や人に踏まれてつぶされて、路上を汚く汚しています。

多くの人が、ギンナン採集に備えて、袋と挟みや手袋を

装備してギンナン拾いを競う日も、そう遠くは無いでしょう。

落果が多い時期になると、木によじ登って落とす人も

現れて、近年は危険な行為を止めさせるために、張り紙

や立て看板が見られるようになりました。

都市のど真ん中にある御堂筋の名物、イチョウ並木の

ギンナンが色づき、落ち始めるのはいつ頃でしょうか。

今年も入札があるのでしょうか。

枝一杯にギンナンが付いている並木を見て歩くのは

良いのですが、落果の頃の路上は、踏み潰された

ギンナンで、大変な汚れ様の上、ギンナン特有の臭気

が漂う有様は、歓迎したものではありません。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし」ですね。
 
 安全と安心の非常持出袋の準備は?




2008年10月10日金曜日

小学校のオリンピック

春の里川  油絵  10号





9月の最後の日曜日に小学校の運動会が行われて

いました。

関西では、最近は学校関係の体育祭、運動会は9月中

に行われるのが一般化していて、体育の日がある

10月に開かれることが少なくなっているようです。

では、体育の日とは一体何なのでしょうか?となります。

北京オリンピックの年であったためなのか、また、再度

意識づけが必要になったのか、体育の日の制定の

意義や起源を説明している番組をよく見かけます。

なぜこの日かとなると、東京オリンピックが開かれた日

開会式が行われた日だからです。

東京オリンピックは1964年ですから44年前です。

北京オリンピックは、東京での開催から数えると11回目

に当り、既に44年も経っているのですね。

そして、2年後に体育の日として国民の祝日となったの

ですが、44年も経てば、小学校の先生の大半は、未だ

生まれていなかったでしょうし、今の生徒や児童に

とっては遠い昔話に過ぎないことになります。

体育の日の意義を教えるだけなく、やはりその当日の

体育の日に運動会を開催して欲しいと、競技をみながら

思いましたが、稲刈りの時期との関係もあるのでしょう。

運動会の盛り上げに備えて、先生方やPTAの方々も

大変なご苦労ですが、運動場に掛け渡された万国旗の

旗の種類は、アジアの国の数にも満たない13種でした。

選ばれている基準も判りませんでしたが、少し寂しい

思いもしました。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし」ですね。
 
 安全と安心の非常持出袋の準備は?




2008年10月9日木曜日

秋はお酒のシーズン

白雪の峰  油絵 10号





秋が来れば食通や秋の味覚に目の無い人にとっては

毎日が楽しみが溢れる充実した日になることでしょう。

同じように酒好きの人にとっては夏越しの味がしっかり

したコクのあるお酒を楽しむことが無上の喜びでしょう。

最近は日本酒離れで、一時期混乱が続いた日本酒の

醸造業界も落着いてきて、新しい動きが顕著です。

大手メーカーはブランド名や規模を生かして、年中

醸造が可能な工場生産で、従来の醸造の工程も合理化

し、大衆製品の売価は、半値近くまでも下げています。

他方、中小の蔵元では、地域性を生かしたり、伝統を

生かしたりして、ひと味もふた味も違う特色を備え

地酒を産み出す努力を積み重ねて、最近では、多くの

蔵元が固定フアンを得るようになっています。

桶(樽)ごとに、特色を出した酒を造り、こまめに管理

されたお酒が、それぞれ銘柄を替えて、出荷されて

来るのも、愛飲家にとっては、飲み比べて味を楽しむ

喜びとなります。

大手メーカーでは常時、蔵見学が可能なところもあり

ますが、地酒メーカーでは、新酒が出始める頃からが

シーズン入りで、小グループの愛好家を募って、蔵巡り

ツアーを組むことが多くなりました。

受入の蔵元では家族を総動員して案内役を務める

ことになり、大忙しです。

でも大半は、同じ「きく」でも、専門的な説明を聞くより、

「効き酒」の方が関心が高いです。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし」ですね。
 
 安全と安心の非常持出袋の準備は?

2008年10月8日水曜日

ハギの寺

湖畔の秋  油絵  10号





山の中腹にあるハギの寺は訪れた観光客で大変な

混雑でした。

いつもなら境内にあるベンチやお堂の縁でのんびりと

お弁当を広げたりおしゃべりを楽しむ人が見受けられる

程度ですが、ハギのシーズンとなるとさすがに、名前が

知れているために多くの人たちが訪ねてきます。

お寺の方も、このシーズンに備えて受付や案内などに

多くの人の応援を求めています。

普段は静かな山寺も、バスの観光客も加わると、添乗

員や案内係りの人が、境内に散らばっている客に集合

を知らせるために大声で呼び集めに回ったりしていて

ハギの持つ雰囲気とはかけ離れた様相を呈します。

地味なヤマハギやマルバハギが中心で、背丈も低く

落着いた雰囲気ですが、観光バスが入っているときは

別世界のようです。

民家の庭に植えられているミヤギノハギも今が盛りの

シーズンです。

背が高いのでは3m程にも伸びて、風に枝先を揺らせ

て、まるで赤い模様の手ぬぐいを振っているようです。

華やかさでは、やはりミヤギノハギが勝ります。

この花が花の公園などでは、小道の両側に植えられて

いて、花のトンネルのように仕立てている所もあります。

白い花をつけているヤマハギの雰囲気とは大違いです。

2008年10月7日火曜日

ヨルガオの花

秋の渓谷  油絵  10号





雨上がりの夕方散歩に出て、いつものコースを外れて

気まぐれに、わき道に入りました。

ガレージに続いて住宅に伸びているフェンスに、真っ白

な花が幾つも咲いています。

近づくとヨルガオです。

ここ何年間か、見ることがなかったので近づいて、香り

を嗅ぎましたが、思ったより淡い香りです。

丁度、花が開いた後なので、香りが弱いのでしょう。

暗闇の中でも、漂ってくる香りでヨルガオが咲いている

のが判ると言う人も居ますがどうなのでしょう。

植えられているのは多分1株だけでしょうが、数メートル

程の巾に広がっていて、この日は4つだけでしたが

萎んだものが10個ほどあり、毎夕4~5個は咲いて

いるようでした。

すでに明日の開花に備えてか、蕾の膨らんでいるのが

いくつか葉の間に見かけられます。

リュウキュウアサガオも、まだ毎日花を咲かせていて

元気溌剌ですが、日本の朝顔は、もう見ることが

なくなってきました。

熱帯系の花は元気でたくましさが違うなとつくづく思い

知らされます。

ヨルガオもリュウキュウアサガオと同じように、多年草

でしょうが、来年も見られるのが楽しみです。


ヨルガオを、ユウガオと呼ぶ人もいますが、ユウガオは

かんぴょうのことで、確かに白い花はつけても、全く

別のものです。

そのユウガオは最近全く見ることがなくなりました。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし」ですね。
 
 安全と安心の非常持出袋の準備は?






2008年10月6日月曜日

黄色い花

黄葉のカラマツ林  油絵  10号




最近はあちこちの農場公園や農業祭などでよく聞く

イベントにコスモスの迷路や摘み放題などがあります。

先日も、コスモス畑が既に様々な色で美しく彩られて

いるのをリポーターが興奮気味に伝えていました。

これからのコスモスシーズンに備えて、催し物の紹介

が多くなってきています。

車の中から見かけた大きな家で、道路までの100坪

ほどの空き地がオレンジ色がかった黄色の花で埋め

られていました。

普通なら、車置き場にしたり石庭のようにすることが

多いと思われる空き地一杯に、花を植えているのです。

コスモスの名前は入るのですが、キバナコスモスです。

夏の終り頃からよく見かける花ですが、鮮烈な黄色が

特色のようです。

良く似た色で、花びらの形状も似ている花が、他に

2~3種類あるのですが、名前がわかりません。

中の一つは、2cmほどの棒状の先に幾つものカギを

つけていて、うっかり触れるとズボンや服の裾に所かま

はずひっつくので困る「ひっつきむし」の仲間です。

花の中心の種の部分が引っ付くのですが、黄色い花を

咲かせている時から、やや身になる部分が突き出して

いて、色も濃く意地悪さを感じさせます。

濃い黄色の花は夏の名残を感じさせる花ですね。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし」ですね。
 
 安全と安心の非常持出袋の準備は?

2008年10月5日日曜日

壱師の花 ヒガンバナ

山水蓬莱図  油絵  10号





秋のお彼岸に合せたように咲き出したヒガンバナは

今が盛りと咲いています。

田の畦や土手を真っ赤に染めているのを見ると、誰しも

見事な眺めだと思うことでしょう。

関東には川の土手に咲く彼岸花が名所になっている

ところもあるようです。

ヒガンバナには、白い花を付けるのもあります。

紅白が色分けして咲いていると名所になるでしょうね。

万葉集には、壱師(いちし)の花と呼ばれて登場します。

柿本人麻呂の歌

  道の辺の いちし(壱師)の花の いちしろ(灼然)く

     人皆知りぬ 我恋妻は  (11-2480)

灼然の解釈などから、壱師の花は「ギシギシ」や「イタ

ドリ」などの説もありますが大勢はヒガンバナのようです。

ヒガンバナは全草にヒガンバナの属名のLicoris に由来

するリコリンという毒性の強い成分を含んでいます。

これを食べると激しい嘔吐が起こり、神経麻痺を引起

し、ひどい場合は死亡することがあるようです。

それでも、昔から飢饉の時は命には代えられず、この

鱗茎に含まれている澱粉を食糧とするために、すり

つぶして水にさらし、毒抜きをして食べたそうですが

それこそ命がけだったのです。

モグラやネズミ除けの目的で、稲作と共に持ち込まれて

田の畦や池の土手に植えられたと言われていますが

飢饉などに備えた、非常食用でもあったのです。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし」ですね。
 
 安全と安心の非常持出袋の準備は?




2008年10月4日土曜日

ヒツジもやって来た

花と塔  油絵  10号






お彼岸に入ってから初めての良く晴れた朝早くに、久し

ぶりに散歩に出ました。

Tシャツ一枚だけでは寒かったでしょうが、下にランニ


ングシャツを着て出たのが正解でした。

台風が来た前とは、これ程までに違うのかと感じる

朝の空気の爽やかさです。

思わず見とれたのが空の雲でした。

青空を半ほど埋めて浮いているヒツジ雲です。

しばらく、ヒツジ達の姿や歩みを眺めていました。

公園の芝生は朝露に濡れて折からの朝日にキラキラ

と光っていて、星のようです。

林の枝からは虫の声も聞こえ、今年初めてのコオロギ

の鳴き声も耳にしました。

ギンナンの黄色い実が幾つかが、拾う人もないままに

道に散らばっています。

そのうちに散歩のついでに、実を拾いに来る人たちの

姿も多く見かけることになるでしょう。

クヌギの木の下には、大きな丸いドングリが落ちて

いましたが、ドングリの帽子(殻斗(かくと))の方が

沢山ありましたから、散歩やハイキングの人が拾って

いったのでしょう。

落ち葉の季節には、まだ時間がありますが、林の中は

既に秋の演出に備えた準備が着々と進んでいます。

林を出て街の中を歩く頃には、ヒツジ達も移動して

しっていて、抜けるような青い空が広がっていました。

空気は爽やかになってきましたが、昼間は、まだ暑そう

は天気です。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし」ですね。
 
 安全と安心の非常持出袋の準備は?






2008年10月3日金曜日

赤い彼岸花が盛りに

黄葉の林と渓流  油絵  10号





道を歩いていても、こんなところにと思う場所にヒガン

バナが赤い花を咲かせているのを見かけます。

家の軒下、電柱の根元、街角の舗装の隙間になどと

思わぬところで赤い花が秋を感じさせてくれます。

街外れのお地蔵さんの傍らに咲いていたり、お寺の

階段沿いに咲いているのなどは絵画や写真の対象と

してよく登場していますが、意外と強い繁殖力を備え

いて日常の生活の場に近いところまで進出しています。

花を付ける茎だけが伸びてきて一週間ほどすれば

花が咲き始めて、葉は花が枯れてから地面に顔を出す

珍しい花です。

お彼岸前後からは、電車の窓から田園地帯や川の

土手などで絨毯のように群がって咲いている場所に

出くわすことがあり、見事だなと見とれる人も多くいます。

でも、日本ではヒガンバナを忌み嫌う習慣が広く残って

いて、西洋とは大分様子が違うようです。

ヨーロッパでは、改良種が色々在って園芸種としても

一定の地位を占めています。

日本国内では、曼珠沙華などとも呼ばれて、仏さんに

縁のある名前も持っています。

とは言っても、生花などに使用されることは先ずあり

ませんが、異名が多く、呼び名を多く持っている花の

代表格だそうです。

それだけ昔から日本では身近にあった花だということ

になります。

2008年10月2日木曜日

ナンバンキセルの花

山中の滝  油絵  10号





先週、ナンバンキセルの花が咲いていると聞いて見に

出かけました。

この花に出会うのは10年ぶりにもなるのでは、と思い

ながら、この珍しい花との再会を楽しみました。

随分と昔になりますが、ハイキングでススキの高原を

歩いている時に、一人の人が、ナンバンキセルだ、と

叫んで、教えてくれたのが最初でした。

当時は季節さえ合えば、ススキの生えている高原など

では比較的容易に出会うことが出来る花だったのです。

でも、最近何年間は、気をつけて歩いていても、出会う

ことができません。

植物園などで、世話をする人が居て、管理が行き届い

ていないと、毎年咲かせるのは難しいようです。

至るところにススキの野原があった時代には、ナンバン

キセルも、初秋の花として身近なものだったのです。

名前の通り、南蛮人がくわえるマドロスパイプをイメージ

させる形を備えていて、花をそのままくわえると確かに、

誰が見ても、キセル(煙管)です。

ススキに寄生している花ですが、お話を聞くと、宿生

しているのではなくて、一年草で、毎年種子が運ばれて

ススキの仲間の草の根に寄生して育つそうです。

近くに、ススキが多くある環境が、生き長らえるのには

必要な条件のようです。

 「備えよ常に! 備えあれば憂いなし」ですね。
 
 安全と安心の非常持出袋の準備は?




2008年10月1日水曜日

マンションの改装工事

初夏の里川  油絵 10号




建築基準法の改正を受けて昨年度は、特にマンション

の着工件数が急落しました。

一時的な減少だけでは収まらず、年間では50%を

超える減少幅が続き、更に、今年はサブプライム問題

も追い討ちをかけて、デベロッパーや業者の倒産が

相次いでいます。

ニュースではアメリカの住宅業界の落ち込みや悲惨さ

ばかりが強調されて報道されていますが、日本国内では

アメリカに劣らない業界の落ち込みが昨年初から

始まっているのです。

その影響からか、マンション業界で働く人たちにとっては

死活問題であった仕事先が、修復や改装の仕事に

向かっているようです。

最近、マンションなどの集合住宅の補修や改装工事の

現場が非常に多く目に付きます。

中には、地震に備えた耐震強度の強化工事もあるの

でしょうが、今の、金融情勢が改善されるまでは、大きな

工事は期待できないだけに、つなぎの仕事が欠かせ

無い状況です。

近くの古いお屋敷の庭の植木が剪定されました。

伸び放題で、鬱蒼として林さながらの庭の木が、思い

切りよく切られて、明るくすっきりとなりました。

これで困ったのが住居を構えたいてキジバトであり

ウグイスなどの小鳥達です。

また、集会所にしていた後期高齢カラスも、他所へ

移らざるを得なくなったようです。

ウグイスの声が聞こえなくなるのが残念な改装です。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし」ですね。
 
 安全と安心の非常持出袋の準備は?