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2008年10月8日水曜日

ハギの寺

湖畔の秋  油絵  10号





山の中腹にあるハギの寺は訪れた観光客で大変な

混雑でした。

いつもなら境内にあるベンチやお堂の縁でのんびりと

お弁当を広げたりおしゃべりを楽しむ人が見受けられる

程度ですが、ハギのシーズンとなるとさすがに、名前が

知れているために多くの人たちが訪ねてきます。

お寺の方も、このシーズンに備えて受付や案内などに

多くの人の応援を求めています。

普段は静かな山寺も、バスの観光客も加わると、添乗

員や案内係りの人が、境内に散らばっている客に集合

を知らせるために大声で呼び集めに回ったりしていて

ハギの持つ雰囲気とはかけ離れた様相を呈します。

地味なヤマハギやマルバハギが中心で、背丈も低く

落着いた雰囲気ですが、観光バスが入っているときは

別世界のようです。

民家の庭に植えられているミヤギノハギも今が盛りの

シーズンです。

背が高いのでは3m程にも伸びて、風に枝先を揺らせ

て、まるで赤い模様の手ぬぐいを振っているようです。

華やかさでは、やはりミヤギノハギが勝ります。

この花が花の公園などでは、小道の両側に植えられて

いて、花のトンネルのように仕立てている所もあります。

白い花をつけているヤマハギの雰囲気とは大違いです。

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