山の中腹にあるハギの寺は訪れた観光客で大変な
混雑でした。
いつもなら境内にあるベンチやお堂の縁でのんびりと
お弁当を広げたりおしゃべりを楽しむ人が見受けられる
程度ですが、ハギのシーズンとなるとさすがに、名前が
知れているために多くの人たちが訪ねてきます。
お寺の方も、このシーズンに備えて受付や案内などに
多くの人の応援を求めています。
普段は静かな山寺も、バスの観光客も加わると、添乗
員や案内係りの人が、境内に散らばっている客に集合
を知らせるために大声で呼び集めに回ったりしていて
ハギの持つ雰囲気とはかけ離れた様相を呈します。
地味なヤマハギやマルバハギが中心で、背丈も低く
落着いた雰囲気ですが、観光バスが入っているときは
別世界のようです。
民家の庭に植えられているミヤギノハギも今が盛りの
シーズンです。
背が高いのでは3m程にも伸びて、風に枝先を揺らせ
て、まるで赤い模様の手ぬぐいを振っているようです。
華やかさでは、やはりミヤギノハギが勝ります。
この花が花の公園などでは、小道の両側に植えられて
いて、花のトンネルのように仕立てている所もあります。
白い花をつけているヤマハギの雰囲気とは大違いです。
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