水牛の音楽隊 油絵 10号
神が宿る木として古来から神木とされてきた木に、オガ
タマの木があります。
招霊木と書いて、オガタマノキと読む、とのこと。
招霊のオギタマが訛って、オガタマになったそうです。
熊野大社では神木として、柵なども備えて大切にされて
います。
近くの山では見かける機会もありませんが、多くの神社
の境内には、よく植えられています。
先日訪れた神社の境内にも、大きく育ったオガタマノキ
があり、木を眺めたり、苔に覆われた根元を見ていました。
縄で囲われた木の周辺には小枝や葉が散らばって
いましたが、中にビー玉ほどの実が二つ並んで落ちて
いるのが見えました。
もしやオガタマの実では、と拾えないかなと思い、手を
伸ばそうとしたその時に、パサッと音がして、木の実が
落ちてくると共に、気がつかなかった樹上からカラスが
2羽飛立ちました。
カラスが実を食べていたのです。
落ちてきた実は3個が枝についていて、一つは半分に
割れて、中の実はカラスが食べてしまっています。
木の下の方に実がついていないか探しても、見つかり
ませんでしたが、きっと木のテッペン付近くには実が
沢山付いているのでしょう。
巫女さんが振る鈴の形が、このオガタマノキの実の付く
形に似せているといいますから、落とすなら1房落として
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