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2008年10月31日金曜日

早そうな紅葉

花のある緑の花瓶  油絵  10号



例年ならば、12月の初めまで花が残るハギがすっかり

花を落としてしまい、緑一色になってしまいました。

ナンキンハゼの紅葉は未だ少し先になりそうですが、

サクラは紅葉した葉をどんどん落としています。

イロハモミジなども、2~3分の紅葉を見せている木も

多くあり、例年よりは早い紅葉になりそうです。

アルプス周辺の素晴らしい紅葉を紹介するテレビ画面に

いつも感嘆の声を上げるのですが、それでも長年紅葉の

状況を観察している人の話では、ムラがあるようです。

紅葉には条件があって、葉が育つ時期には、充分な

雨があること。

夏には、やはり充分な日照があることと、水枯れが

起こらない程度の雨量があること。

日照によって、葉には秋の紅葉に備えた色素(アントシ

アニン)が造られて、蓄えられるからです。

そして、紅葉の条件の最後は冷え込みだとされています。

この条件に当てはめて今年の紅葉の状況を予測すると

住んでいる周辺の紅葉は、やや期待外れになりそうです。

夏の日照が厳しかった上に雨も比較的少なかったために

モミジの枝先が枯れているのが多く目につきました。

秋風が吹き始める9月初めに、早々と一枝だけが紅葉を

始めている木も、あちこちで見られてワンポイントの

紅葉を楽しむ人の姿も。

どうやら今年は、冷え込みが本格化しだすと一気に

紅葉が加速する、楽しみの短い年になりそうです。


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