秋の陽射しが西に傾きだす時刻になって散歩に出ました。
陽のある時間は未だ暑さが残っていますが、さすがに
夕暮れ近くなると、風が山手から涼しさを運んできて
街の中の空気に秋の気配が感ぜられます。
路地を通り抜けていると、路地から見る狭い空間を
大きな鳥が横切りました、
狭い視野なので、その鳥が殊更に大きく感じられましたが
アオサギの姿でした。
ネグラに帰るにはまだ早い時間帯です。
きっと、餌場を替えるために、別の池に向かっている
のでしょう。
町並みを抜けて田畑に近い茂みからは、モズの鳴き声
が聞こえてきました。
この辺りでモズの声を聞くのは初めてのことです。
昆虫やカエルの多く捉えられるこの時期に、冬に備えて
ハヤニエ作りに忙しいのかも知れません。
池の辺までやってくると、やはりいつもは水辺近くで
銅像のように突っ立っているユーモラスなアオサギの
姿は見えませんでした。
替わりに常より多く、4羽のサギが水辺を歩き回って
餌探しに余念がありません。
サギと水面にいるカモを見ている、そのときに池の上を
1羽のときが速いスピードで横切って、池の先の高い木
のでしょう。茂みの方に消えました。
普段は見かけない鳥で、飛ぶ姿はタカの仲間のようです。
渡りに備えて、この辺りに集まってきているのか、仲間
たちの集合場所へ向かう途中なのかも知れません。
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