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2008年10月3日金曜日

赤い彼岸花が盛りに

黄葉の林と渓流  油絵  10号





道を歩いていても、こんなところにと思う場所にヒガン

バナが赤い花を咲かせているのを見かけます。

家の軒下、電柱の根元、街角の舗装の隙間になどと

思わぬところで赤い花が秋を感じさせてくれます。

街外れのお地蔵さんの傍らに咲いていたり、お寺の

階段沿いに咲いているのなどは絵画や写真の対象と

してよく登場していますが、意外と強い繁殖力を備え

いて日常の生活の場に近いところまで進出しています。

花を付ける茎だけが伸びてきて一週間ほどすれば

花が咲き始めて、葉は花が枯れてから地面に顔を出す

珍しい花です。

お彼岸前後からは、電車の窓から田園地帯や川の

土手などで絨毯のように群がって咲いている場所に

出くわすことがあり、見事だなと見とれる人も多くいます。

でも、日本ではヒガンバナを忌み嫌う習慣が広く残って

いて、西洋とは大分様子が違うようです。

ヨーロッパでは、改良種が色々在って園芸種としても

一定の地位を占めています。

日本国内では、曼珠沙華などとも呼ばれて、仏さんに

縁のある名前も持っています。

とは言っても、生花などに使用されることは先ずあり

ませんが、異名が多く、呼び名を多く持っている花の

代表格だそうです。

それだけ昔から日本では身近にあった花だということ

になります。

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