初秋の一日、車で鈴鹿山脈の麓の山里にある温泉を
目当てにドライブをしました。
道路脇の木々は未だ秋の装いには早く、黄葉までは
時間がかかりそうです。
それでも、川辺や雑木林の周りにはススキが穂を出し
ていて、秋を感じさせてくれます。
山間を縫って続く道の先に、川沿いに少し開けた平野が
あり、一面に稲田が広がっています。
道沿いには、古墳の名前を記した標識が幾つか立て
られていて、この山間の小さな平野にも、この地を治め
ていた豪族が、それなりに力を持っていたことが判ります。
肥沃な土地であったことのほか、東海へ抜ける交通の
要路になっていたこともあるのでしょう。
小さいながらも前方後円墳があるということでした。
更に山手へ向かうと、遠く霞む山の尾根沿いに風力
発電の風車が数基見えます。
このような山奥にと思ったのですが、この辺りは風の
通り道になっているらしく、風力発電には適している
ようです。
周辺の集落への電力供給に備えた設備なのかは、判り
ませんが、自然からの恵みのクリーンなエネルギーの
利用は、積極的であるべきです。
あちこちでよく見かけると思うのですがそれでも、先進
国の中では、日本の風力発電への取組はベタ遅れで
世界の10位にも入るかどうかのレベルだといいます。
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