山の黄葉 油絵 10号
今年は国際イモ年です。
食糧危機が叫ばれる中、今一度、食糧としてイモ類の
重要性を考えようという主旨でもあるのですが、その
イモ年に相応しい話題が、北京オリンピックでジャマイカ
の、ウサイン・ボルト選手が出した世界新記録です。
生まれ育った地域ではタロイモが主食でした。
イモが主食で成長したウサイン・ボルト選手が信じられ
ないような大記録を出したことで、タロイモが話題になり
イモの持つ栄養価が見直されることになったのです。
タロイモは、日本で栽培されているナガイモに近い仲間
らしいですが、日本では、芥川龍之介の芋粥に登場する
山芋がありますが、山芋も当時からは特別な食べ物で
在ったようです。
インドネシアなど東南アジアで栽培されているイモに
環境の悪い痩せ地でも育つキャッサバがあります。
ただイモや葉などには毒素があって、そのまま食べる
ことは出来ませんが、過熱すれば食べられます。
飢饉のときに備えた食糧として植えられていると言い
ますが、副食として日常的に料理して食べられています。
毒があるとはいえ、キャッサバも人々の生活に取り
込まれていて、食べてみると特に変わった味がすると
言うほどのものでもありません。
ウサイン・ボルト選手の食生活から、日本人のコメ離れ
が運動能力や耐久力の低下に繋がっていると説く
研究家も居ますが、国際スポーツ競技で、近年日本の
実力が落ちていることをみれば、あながち的が外れて
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