秋のお彼岸に合せたように咲き出したヒガンバナは
今が盛りと咲いています。
田の畦や土手を真っ赤に染めているのを見ると、誰しも
見事な眺めだと思うことでしょう。
関東には川の土手に咲く彼岸花が名所になっている
ところもあるようです。
ヒガンバナには、白い花を付けるのもあります。
紅白が色分けして咲いていると名所になるでしょうね。
万葉集には、壱師(いちし)の花と呼ばれて登場します。
柿本人麻呂の歌
道の辺の いちし(壱師)の花の いちしろ(灼然)く
人皆知りぬ 我恋妻は (11-2480)
灼然の解釈などから、壱師の花は「ギシギシ」や「イタ
ドリ」などの説もありますが大勢はヒガンバナのようです。
ヒガンバナは全草にヒガンバナの属名のLicoris に由来
するリコリンという毒性の強い成分を含んでいます。
これを食べると激しい嘔吐が起こり、神経麻痺を引起
し、ひどい場合は死亡することがあるようです。
それでも、昔から飢饉の時は命には代えられず、この
鱗茎に含まれている澱粉を食糧とするために、すり
つぶして水にさらし、毒抜きをして食べたそうですが
それこそ命がけだったのです。
モグラやネズミ除けの目的で、稲作と共に持ち込まれて
田の畦や池の土手に植えられたと言われていますが
飢饉などに備えた、非常食用でもあったのです。
「備えよ常に! 備えあれば憂いなし」ですね。
安全と安心の非常持出袋の準備は?
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