秋が来れば食通や秋の味覚に目の無い人にとっては
毎日が楽しみが溢れる充実した日になることでしょう。
同じように酒好きの人にとっては夏越しの味がしっかり
したコクのあるお酒を楽しむことが無上の喜びでしょう。
最近は日本酒離れで、一時期混乱が続いた日本酒の
醸造業界も落着いてきて、新しい動きが顕著です。
大手メーカーはブランド名や規模を生かして、年中
醸造が可能な工場生産で、従来の醸造の工程も合理化
し、大衆製品の売価は、半値近くまでも下げています。
他方、中小の蔵元では、地域性を生かしたり、伝統を
生かしたりして、ひと味もふた味も違う特色を備えた
地酒を産み出す努力を積み重ねて、最近では、多くの
蔵元が固定フアンを得るようになっています。
桶(樽)ごとに、特色を出した酒を造り、こまめに管理
されたお酒が、それぞれ銘柄を替えて、出荷されて
来るのも、愛飲家にとっては、飲み比べて味を楽しむ
喜びとなります。
大手メーカーでは常時、蔵見学が可能なところもあり
ますが、地酒メーカーでは、新酒が出始める頃からが
シーズン入りで、小グループの愛好家を募って、蔵巡り
ツアーを組むことが多くなりました。
受入の蔵元では家族を総動員して案内役を務める
ことになり、大忙しです。
でも大半は、同じ「きく」でも、専門的な説明を聞くより、
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