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2008年10月13日月曜日

豊葦原の瑞穂の国

雲海  油絵  10号





雨が近づいてきていましたが、車窓から見える田んぼ

黄色一色でした。

この雨が通り過ぎれば稲刈りのシーズンに入るのでは

と思われます。

やはり日本では、この実りの時期の田畑を見ることが

最も気持ちを豊かにしてくれます。

コメ余りだといっては、今年まで約40年間減反をし続け

て、既に減反率は50%に達しています。

しかし片方では、食糧自給率と共に食糧危機が口に

されるようななってきています。

しかし今や、国の意図する減反の計画は守られず

今年度の減反計画10万Haに対して、約3万Haほどの

過剰作付けが発生したと発表しています。

日本は瑞穂の国、コメがあっての日本であり、日本人です。

減反を廃止して作付けを自由にすれば、コメが20~

30%増えて価格は30%ほどさがるそうですが、コメを

加工食材や飼料、エタノール原料などに活用し、転作

に使っているマイナスの交付金をプラスの資金源と

すればよいとの説も最近は力を得ています。

食糧危機に備え、エネルギー資源の確保に備え

方策として、政治家に真剣に考えて欲しい課題です。

日本書紀の書かれた奈良時代から、日本は豊葦原の

千五百秋(ちいほあき)の瑞穂の国、イネの国である

ことを忘れずに、コメ作りを大切にしたいものです。

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